7日のラ・リーガ第15節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセルタ戦を0-2で落とした。
ミッドウィークのアトレティック・クルブ戦では、今季最高とも呼べるパフォーマンスで3-0の勝利を飾ったマドリー。アウェー6連戦後、11月1日以来となるベルナベウでの一戦で、このまま勢いに乗りたいところだ。
シャビ・アロンソ監督はトレントが再び負傷離脱した右サイドバックにラウール・アセンシオを起用。全スタメンはGKクルトワ、アセンシオ、ミリトン、カレーラス、フラン・ガルシア、MFバルベルデ、ギュレル、チュアメニ、ベリンガム、FWエンバペ、ヴィニシウスで、4-4-2システムを使用している。
さて前半、この日のマドリーはアトレティック戦のマドリーではなく、5試合で1勝しか挙げられなかったそれ以前の低調なマドリーだった。前線からの稚拙なプレッシングはセルタのビルドアップの妨げにはならず、攻撃しても組織的な連係は皆無……全員が足元でボールを受けてから打開方法を探し、深みを取るような動きもそうした動きを促すパスもなかった。まるでクロースとモドリッチの穴を嘆かせるようなフットボールである。
マドリーは16分、CKからようやく決定機を手にするが、ベリンガムが放ったヘディングシュートはGKヨヌーツ・ラドゥにセーブされる。また21分には、ドゥランとボールを競り合ったミリトンが筋肉系の怪我を負い、シャビ・アロンソ監督は代わりにリュディガーを投入した。
マドリーが前半最大の決定機を手にしたのは、アディショナルタイム2分。チュアメニの浮き球からヴィニシウスがペナルティーエリア内走り込んで、右足アウトサイドでシュートを放ったが、ラドゥにセーブされている。マドリーは結局、ゴールを奪えないまま試合を折り返した。
迎えた後半、マドリーは46分にバルベルデが強烈なミドルシュートでゴールをうかがうも、これは再びセルタ守護神のセーブに遭う。以降の攻撃はやはり単調なものとなり、53分には失点を喫している。セルタはブライアン・サラゴサの折り返しから、ヴィリオットがなヒールシュートでクルトワを破った。
1点ビハインドを負ったシャビ・アロンソ監督は55分に交代カードを切り、アセンシオをロドリゴに代える(バルベルデが右サイドバックに)。だが63〜64分にはフラン・ガルシアが立て続けにイエローカードを受けて退場に……スコアだけでなく数的にも不利に立った。
10人となったマドリーはとにかくインテンシティーを上げて、個人技を強みとした攻勢に出る。74分にはエンバペがループシュートでゴールを狙うも、これは惜しくも枠の上へ。シャビ・アロンソ監督はののチャンスの直後、ギュレルをゴンサロと交代してアタッカーの数をさらに増やした。
マドリーはその後エンバペ、チュアメニ、ゴンサロらがシュートを放っていったが、いずれも決め切ることができない。そして後半AT2分には、セルタの選手と接触したカレーラスが、審判に対して何かを言ったために一発退場に。9人となったマドリーは直後のAT3分、イアゴ・アスパスのスルーパスからヴィリオットにこの試合2点目を決められ、セルタにとどめを刺されている。
マドリーの公式戦ここ7試合の成績は2勝3分け2敗、ラ・リーガここ5試合は1勝3分け1敗と低調が続いている。首位バルセロナとの勝ち点差は4に広がった。






