BrahimGetty Images

ヴィニシウス、ロドリゴ、そしてブラヒム!ベリンガム欠場のレアル・マドリーがブラガに3発快勝…CL決勝T進出を決める

8日のチャンピオンズリーグ・グループD第4節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのブラガ戦を3-0で制した。

先週末、ベルナベウでのラージョ戦を0-0で終え、4-3-1-2システムの是非や得点力への疑問符が大きくなり始めたマドリー。アンチェロッティ監督はこのブラガ戦、肩を脱臼しながらも招集リストに入ったベリンガムをベンチスタートとして、代わりにブラヒムをトップ下に起用。GKルニン(ケパが練習中に右足負傷)、DFルーカス・バスケス、リュディガー、ナチョ、メンディ、MFバルベルデ、カマヴィンガ、クロース、FWロドリゴ、ヴィニシウスをスタメンとして、4-3-1-2を貫いている。

試合開始から3分後、マドリーはルーカス・バスケスがペナルティーエリア内でボルハをつかんだとして、いきなりPKを献上。だがキッカーのジャロが蹴ったシュートは急遽出場のルニンが見事にセーブし、失点を回避している。

その後のマドリーは、良質なパフォーマンスを披露。クロースがその判断と精度の光るパスで攻撃を組み立て、アタッキングサードではこれまで不遇だったブラヒムが違いを生み出し、ヴィニシウス&ロドリゴとともにブラガゴールに迫っていった。13分にはヴィニシウスのお膳立てからブラヒムがネットを揺らしたものの、これはVAR介入後にヴィニシウスのファウルを取られて、ゴールとは認められなかった。

それでも27分、ブラヒムが与えられた今回のチャンスをしっかりと生かし切った。メンディのスルーパスからロドリゴがペナルティーエリア内左に侵入。折り返されたボールを、背番号21が左足ダイレクトで枠内に押し込んでいる。ブラヒムは同じくスタメン出場を果たしたラ・リーガ第7節ラス・パルマス戦以来となる今季2得点目。

マドリーは1-0のまま試合を折り返し、後半は攻めに出るしかなくなったブラガを相手に4-3-1-2システムの大きな強みであるカウンターから得点を重ねていく。まず59分、ロドリゴ、バルベルデ、L・バスケスとボールをつなぎ、中央でクロスを受けたヴィニシウスが2人をかわしてから右足でゴールを記録。そしてその2分後には、ヴィニシウスのスルーパスから最終ラインを抜け出したロドリゴが、GKマテウスを眼前にループシュートでネットを揺らしている。

順調に試合を進めるアンチェロッティ監督は、74分にL・バスケスとブラヒムを下げてカルバハルとモドリッチを投入。また77分にはロドリゴ、バルベルデとの交代でホセル、19歳ニコ・パス(トップチームでの公式戦デビュー)もピッチに立たせ、さらに84分にはメンディをフラン・ガルシアに代えている。ベリンガムは結局、出番がなかった。

マドリーは終盤、ポゼッションと速攻を織り交ぜた攻撃で4点目を狙い続け、試合終了までを過ごした。この結果、グループCの順位は首位マドリー(勝ち点12)、2位ナポリ(勝ち点7)、3位ブラガ(勝ち点3)、4位ウニオン・ベルリン(勝ち点1)となり、マドリーが決勝トーナメント進出を決めている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0