10日にUEFAスーパーカップ、レアル・マドリー対フランクフルトが行われ2-0でマドリーが優勝を果たしている。フランクフルトMF鎌田大地は先発フル出場を果たし、MF長谷部誠はベンチ入りも出場機会はなかった。
チャンピオンズリーグ(CL)王者レアル・マドリーとヨーロッパリーグ(EL)王者フランクフルトの対戦。マドリーはアンチェロッティ監督が公言していた通り、昨季CL優勝の中心メンバー、もっと言えば決勝と同じスタメンを起用した(GKクルトワ、DFカルバハル、ミリトン、アラバ、メンディ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWバルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウス)。対するフランクフルトは3-4-3のシステムを採用し、鎌田は左ウィングで起用されている。
試合はマドリーがボールを保持して、フランクフルトが堅守速攻で対応する予想通りの展開に。フランクフルトの統率が取れた守備は相変わらず素晴らしく、ライン間をしっかりと狭めてモドリッチやベンゼマにプレーするスペースを与えない。マドリーが望んでいたような試合運びを許さず、攻めては逆のライン間で鎌田がトランジションの起点となった。
そうした中で14分、フランクフルトが、鎌田が決定機を迎えた。速攻の流れで、日本人MFはフリーでペナルティーエリア内左に侵入して左足でシュート。だがしかし、フィニッシュの判断が少しだけ遅れたこともあって、これはクルトワの好セーブの餌食となっている。対するマドリーは17分にようやく決定機を手にし、バルベルデのグラウンダーのクロスにヴィニシウスが右足で合わせたものの、こちらはボールが枠に入る前にトゥタのクリアに遭った。
マドリーはその後も、モドリッチが不自由を強いられて攻めあぐねる状況が続いた。が、昨季奇跡の連続逆転劇を演じたチームは、やはり数少ないチャンスをモノにしてしまう。37分、ヴィニシウスがベンゼマとの連係からペナルティーエリア内に侵入。対角線上のシュートはGKトラップに阻まれたが、その直後のCKでベンゼマ、ミリトンと頭でボールをつなぎ、最後にアラバが足で枠内に押し込んで先制に成功している。前半は、マドリーの1点リードで終了した。
迎えた後半は、フランクフルトが前に出る必要が生じたことで、マドリーが前半に手にはなかったスペースを得ることに。こうしてモドリッチが輝けるようになったマドリーはヴィニシウス、カセミロと次々にフランクフルゴールに襲いかかり、そして64分にエースのベンゼマが追加点を決めた。ヴィニシウスが後方からのロングボールに反応して左サイドを突破。折り返されたボールにベンゼマが右足で合わせてトラップを破っている。今季マルセロに代わり主将となったベンゼマは、これが2009年に加入したマドリーでの324得点目(606試合)。クラブ歴代得点ランクでラウール(741試合で達成)を抜き去り、単独2位となった(1位はクリスティアーノ・ロナウドの438試合450得点)。
リードを2点に広げたアンチェロッティ監督は、66分にモドリッチをヴィニシウス、74分にバルベルデをカマヴィンガに代える。その後はゲッツェらを投入したフランクフルトが攻め続ける展開となったが、リュディガーとチュアメニの新戦力も投入したマドリーは1点を返すことも許さず。結局、フランクフルトは2点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを聞き、CL王者マドリーが6年ぶり通算5回目となる欧州スーパーチャンピオンに輝いている。




