レアル・マドリーは来夏の移籍市場で、ボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガムの獲得を狙うようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
現在19歳のイングランド代表MFは、2019年にバーミンガムからドルトムントに加わったが、『マルカ』曰くマドリーはその前から同選手の動向を追い続け、そして2022年から実際に獲得に向けてコンタクトを取り始めたとのことだ。
当時のマドリーはFWキリアン・エンバペやチュアメニの獲得に動いていたが、その間、ベリンガムには将来的に獲得する意思を示しながらドルトムントと2025年まで結ぶ契約を延長することがないよう求めた模様。ベリンガムはその要求通り、ドルトムントとの契約を延長せず、さらに他クラブからのオファーに耳を傾けることもしていないという。
ベリンガムにオファーを出しているのはプレミアリーグ勢で、とりわけリヴァプールが獲得を熱望している様子。中盤を補強したいリヴァプールは、昨夏にはバルセロナMFガビの獲得に動き、ここ最近にベリンガム獲得に執着しているようだ。
ちなみにマドリーは現在、中盤に6選手を抱えており、ベリンガムを加えるならば空きをつくる必要があるかもしれない。その6選手の内、MFルカ・モドリッチ、MFトニ・クロース、MFダニ・セバジョスのと契約は今季限りとなっている。
モドリッチは最近にマドリーでプレーし続ける意思をほのめかし、一方でクロースは春の時点では今季始まりまで契約延長について考えていないとクラブに話したとされている。その一方でセバジョスについて、クラブ関係者は彼が限られた出場時間の中で見せるプレーに満足しているとのことだが、それが契約延長に直結するというわけでもないようだ。
なおベリンガムの移籍金は1億5000万ユーロ前後とも噂されているが、実際の市場価値はもっと安いとみられている。マドリーはドルトムントと良好な関係を築いており、それが19歳MFの獲得実現に向けて優位に働く可能性もありそうだ。


