親善試合のクラシコでまたも敗戦したレアル・マドリーだが、チームの面々は気にしていない様子だ。スペイン『マルカ』が報じている。
レアル・マドリーは0-3で敗れた昨季に引き続き、アメリカを舞台としたクラシコでバルセロナに土をつけられている。42分、54分にFWパウ・ビクトールのゴールを許すと、反撃は82分にMFニコ・パスが決めた1点だけにとどまった。
ここで思い起こされるのは、昨季の親善試合クラシコの直後、DFダニ・カルバハルが言い放った言葉である。レアル・マドリーの右サイドバックは「バルセロナに敗れるのは嫌なことだが、だけど今がどういう時期か、これがどういった試合なのかを理解しないと。公式戦では僕たちが彼らの上を行くよ」と発言。実際シーズンが始まるとマドリーはラ・リーガの2試合にスペイン・スーパーカップ決勝と合計3回のクラシコに全勝し、スペイン・スーパーカップ、ラ・リーガ、さらには15回目のチャンピオンズリーグ優勝を果たしている。
そして今回の親善試合クラシコ後も、レアル・マドリーの面々は敗戦を気にしていないようだ。カルロ・アンチェロッティ監督は「焦らなくていい。これはプレシーズンの試合で、私たちは8選手がまだ合流していないんだ」、GKティボ・クルトワは「プレシーズンとはいえバルサ相手に負けるのは嫌だ。しかし物を言うのはシーズン中の試合なんだよ。実際にシーズンが始まったらどうなるかね」と語り、大切なのが公式戦の結果であることを強調。また『マルカ』によれば、マドリー関係者の一人はこんな冗談を口にしていたようだ。
「このクラシコは負けた方がいいよ……。ここで負けておくと、チャンピオンズリーグで優勝できるみたいだからね」


