Laporta PerezGetty Images

レアル・マドリー、会長ペレスが初めてクラシコを観戦しないことに…バルセロナの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”の影響

19日にラ・リーガ第26節バルセロナ対レアル・マドリーが行われるが、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長はカンプ・ノウで試合を観戦しないようだ。スペイン『エル・ムンド』が報じている。

今回のクラシコでは、伝統的な首脳陣同士の会食が行われないばかりか、ペレス会長が貴賓席で観戦することもないようだ。

その理由はもちろん、バルセロナの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”にある。

レアル・マドリーは同事件について、先に「この出来事の深刻さを深く憂慮しており、司法作用への絶対的信頼を繰り返し強調するとともに、自分たちの正当な利益を守る上で裁判官が被害者側の審理を行う際に出廷することを決定した」との声明を発表。これに対してバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は「私たちを貶めるキャンペーンの役者が全員揃った」「このキャンペーンは偶然の産物ではない。誰が、なぜ、どうしてこういったキャンペーンを組織したか、いずれ説明する時間もあるだろう」と発言しており、ここ最近は良好だった両クラブの関係は悪化し始めている。

『エル・ムンド』曰く、今回のクラシコでレアル・マドリーは「強烈な敵意を向けられる」ことが予想されており、ペレス会長はリスクを考慮して観戦を取り止めることにしたようだ。

ペレス会長がカンプ・ノウの貴賓席でクラシコを観戦しないのは、これが初めてのこととなる。ルイス・フィーゴ氏をバルセロナから引き抜いた直後でも、新型コロナウイルスが猛威を振るっていたときでも、同会長はカンプ・ノウに赴いて自チームを見守った。今回の“ネグレイラ事件”は、それらを凌駕する深刻な出来事になったようだ。

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