レアル・マドリーとバルセロナは、アメリカで行われているプレシーズンマッチで対戦した。
スペインの2大クラブによる“エル・クラシコ”がテキサス州のAT&Tスタジアムで開催。レアル・マドリーでは新戦力のベリンガムに加え、ヴィニシウスやクルトワら主力選手が軒並み先発入り。一方のバルセロナも、レヴァンドフスキやテア・シュテーゲンなど現状のベストメンバーが出場している。
開始4分でロメウがバー直撃のシュートを放つと、7分にはヴィニシウスがチャンスを迎えるなど、試合は序盤から激しい展開に。すると15分、デザインされたFKから最後はデンベレが右足を振り抜き、バルセロナが先制に成功する。
劣勢のレアル・マドリーは19分、クリステンセンのハンドでPKを獲得。しかしヴィニシウスのキックはバーに直撃し、絶好のチャンスを逃した。39分にも、ヴィニシウスにカルバハルと立て続けにシュートが枠に阻まれている。すると41分、デ・ヨングのタックルから両チームの選手がヒートアップするなど、プレシーズンとは思えない激しい展開に。さらに42分、バルセロナ新加入ギュンドアンが足を痛めて途中交代を強いられた。一方のレアル・マドリーも45分、メンディが負傷しフラン・ガルシアが出場している。
後半に入っても激しい展開が続き、62分にはチャメニの強烈なミドルシュートがバーに直撃。70分と83分にもヴィニシウスが決定機を迎えるなど、レアル・マドリーはゴールを目指して攻勢を仕掛けていく。しかし、テア・シュテーゲンが守るゴールをなかなか破ることが出来ない。
すると85分、バルセロナが追加点を奪う。高い位置でプレスをかけて奪いきると、最後はフェルミン・ロペスが左足で強烈なシュートを突き刺している。ラ・マシア出身の20歳の一撃で、リードを2点に広げた。さらに後半アディショナルタイムには、フェルミン・ロペスのアシストからフェラン・トーレスがダメ押しとなる3点目を奪っている。
試合はこのまま終了。バルセロナが3-0で宿敵レアル・マドリーとの“エル・クラシコ”を制している。
なおバルセロナはこの後、8月2日にミランと対戦。一方のレアル・マドリーも、同日にユヴェントスと対戦する。




