MFガレス・ベイル、DFキーラン・トリッピアーとイギリスの選手を抱えるレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーだが、EU圏外枠に関する心配は失われた。スペイン『マルカ』が報じている。
EUから離脱したイギリスの選手であるベイルとトリッピアーは、今季よりEU圏外枠を占める予定だった。しかしスペイン政府のスポーツ上級委員会は、ラ・リーガ、スペインフットボール選手協会、スペインフットボール連盟が2020年の終わりに合意した取り決めの延長を認めた。その取り決めとは、2020年12月31日までに契約を交わしたイギリスの選手は契約期間終了までEU圏外選手に扱われないというもので、これによりベイルとトリッピアーは今後もEU圏の選手としてプレーすることになる。
なおレアル・マドリーは現在、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンのブラジル人3選手がEU圏外枠を占めており、いずれも二重国籍を申請中。アトレティコはDFフェリペ・アウグスト、DFレナン・ロディとこちらもブラジル人2選手がEU圏外枠で、トリッピアーが同枠を埋めなかったことで一人空きがある。『マルカ』はそのために、昨季レンタル先のグラナダで活躍したアルゼンチンの東京五輪代表DFネウエン・ペレスがチームにとどまる可能性を指摘している。
