30日のラ・リーガ第21節、レアル・マドリーはホームのアルフレド・ディ・ステファノでのレバンテ戦を1-2で落とした。
アトレティコ・マドリーの勢いを見るにつけ、ラ・リーガ逆転優勝を果たすためには勝ち続けるしかないマドリー。セルヒオ・ラモス、ロドリゴ、バルベルデ、ルーカス・バスケス、カルバハルを負傷で欠くジダン監督(この日も新型コロナの影響で不在)は、GKクルトワ、DFオドリオソラ、ミリトン、ヴァラン、メンディ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWアセンシオ、ベンゼマ、アザールをスタメンとして起用している。
6分にアザールのドリブル突破からベンゼマが決定機を迎えるなど勢い良く試合に入ったマドリーだったが、9分にセルヒオ・レオンをペナルティーアーク付近で倒したミリトンが一発退場に……。いきなり数的不利に陥ることになった。それでも、やはり個の力は揺るぎなく、13分に先制点を獲得する。自陣に位置したクロースがアウトサイドのスルーパスを敵陣に向けて放つと、この精度抜群のボールからアセンシオが独走。そのままペナルティーエリア内右に入り込み、右足のシュートでGKアイトール・フェルナンデスを破った。
10人となりながらも先制したマドリーだったが、以降レバンテの猛攻を凌ぐ時間が続き、クルトワの好守で失点を免れていく。しかし32分、ついにその牙城が崩れ、レバンテがスコアをタイに戻す。ミラモンのクロスからファーでフリーとなっていたモラレスが手前でバウンドしたボールから巧みにボレーシュートを放ち、ネットを揺らした。
1-1で迎えた後半、マドリーはボールを保持して勝ち越し弾を目指すものの、数的不利の中で如何ともし難い状況が続く。ジダン監督に代わりテクニカルエリアに立つベットーニ助監督は、60分に最初の交代カードを切りアザールをヴィニシウスに代えた。だが、その2分後、そのヴィニシウスがペナルティーエリア内でクラークを倒したとしてPK判定に。接触した場所がエリア外に見えたために、ピッチ上のマドリーの選手たちもスタンドのS・ラモスも激しく抗議したが、判定が覆ることはなかった。
絶体絶命の危機に陥ったマドリーだったが、ここで守護神が強烈な存在感を示す。キッカーのロジェールがを枠の右を目掛けてシュートを放つと、横っ飛びしたクルトワが、少しコースが甘いボールを右手一本で弾き出している。不当にも思えたPKは、結局スコアに反映されなかった。
しかしながら82分、マドリーは今度はレバンテの正当な攻撃から、自分たちの消極的な守備から失点。ショートコーナーの展開から、バルディの横パスを受けたロジェールにシュートを決められ、ついにスコアをひっくり返された。ベットーニ助監督はこの失点の後、アセンシオとベンゼマを下げてマリアーノ、さらにはBチームのセルヒオ・アリバスを投入。だが逆転はおろか同点弾を決めることもできず、1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎えている。
連勝を逃した2位レアル・マドリーは、勝ち点を40から伸ばせず。2試合消化が少ない首位アトレティコ(勝ち点47)に最大で勝ち点13差をつけられる可能性をつくったほか、明日アスレティック・ビルバオ戦に臨む4位バルセロナに勝ち点で並ばれる余地もつくってしまった。




