Dani Carvajal Real Madrid 2023-24Getty

レアル・マドリー、今季唯一負けた相手アトレティコを延長戦の末5-3で破る!スペイン・スーパーカップ決勝進出

10日に行われたスペイン・スーパーカップ、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーは5-3でレアル・マドリーの勝利に終わった。

今年もサウジアラビアで開催されるスペイン・スーパーカップ。1試合目のカードはコパ・デル・レイ王者レアル・マドリーとラ・リーガ3位アトレティコ・マドリーのスペイン首都ダービーだ。レアル・マドリーにとってアトレティコは、今季ここまでの26試合で唯一敗れた相手でもある。

試合の先制点を決めたのは、アトレティコ。6分にサムエウ・リーノのシュートをGKケパに弾かれて右CKを獲得すると、グリーズマンのCKからエルモーソがヘディングシュートでネットを揺らしている。彼をマークしていたはずのロドリゴは、ボールではなく飛び上がるエルモーソをただ見上げているだけだった。

しかしレアル・マドリーも反撃。20分、モドリッチの右CKからリュディガーが頭でネットを揺らして同点に追いつくと、29分には逆転弾を獲得。ペナルティーエリア手前右のカルバハルが対面するエルモーソの股を抜くパスを出すと、エリア内中央まで走り込んでいたメンディがボールを枠内に流し込んでいる。

だがスコアをひっくり返されたアトレティコも、グリーズマンのゴールで追いつく。37分、フランス代表FWはペナルティーエリア手前でモドリッチを切り返しでかわし、右足のシュートでケパを破った。試合は2-2で折り返しを迎える。

迎えた後半、次にスコアを動かしたのはアトレティコ。78分にレアル・マドリーのオウンゴールを誘発した。アンチェロッティ監督のチームは、左サイドから送られたクロスをケパがクリアし切れず、リュディガーとの連係ミスから自ゴールのネットを揺らしてしまった。

少し間の抜けた形でゴールを許してしまったレアル・マドリーだったが、劇的逆転勝利を常とする圧倒的な勝負強さ、不撓不屈の精神は相変わらずだった。85分、後半の終わりにもかかわらず圧倒的スピードでDFラインを突破したヴィニシウス、次にベリンガムと立て続けにシュートを放ち、GKオブラク、エルモーソに弾かれ続けたボールを、最後にカルバハルが押し込んでいる。

レアル・マドリーはその後も猛攻を仕掛けたが、アトレティコが耐え切って3-3のまま90分間は終了。試合は延長戦に突入している。

延長戦前半もレアル・マドリーが攻め、アトレティコが堅守速攻で応戦するという展開は変わらず、ほぼチャンスがないまま15分間が終了。そして延長戦後半、ついに勝負を分けるゴールが生まれた。決めたのは劇的勝利のマイスター、マドリー。116分、右サイドのカルバハルが上げたクロスから途中出場のホセルがペナルティーエリアに飛び込む。14番は頭で合わせ損なったボールがすぐ隣のサビッチの足に当たり、そのまま枠内に吸い込まれた。

レアル・マドリーは終盤、死に物狂いで追いつこうとするアトレティコを相手に、速攻からブラヒムがダメ押しゴールも記録。リヤドを舞台に、5得点で地元のライバルを破り、バルセロナ対オサスナの勝者と対戦する決勝に歩を進めている。

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