Karim Benzema Real Madrid Athletic Club 2022-23Getty

レアル・マドリーがアウェーのビルバオ戦に勝利!超絶左足ボレーを決めたベンゼマはラ・リーガ228得点でラウールの記録に並ぶ

22日のラ・リーガ第18節、レアル・マドリーは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦に2-0で勝利した。

カタール・ワールドカップ後にパフォーマンスの質を落とし、スペイン・スーパーカップ決勝バルセロナ戦1-3完敗でクライシス突入も騒がれたマドリー。ただ先のミッドウィークのビジャレアル戦では終盤に2-1の逆転勝利を達成し、マドリディスモの根幹たる不撓不屈の精神は失われていないことを示している。

アンチェロッティ監督はこのアスレティック戦でGKクルトワ、DFナチョ、ミリトン、リュディガー、メンディ、MFバルベルデ、カマヴィンガ、セバジョス、FWアセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウスを起用。立ち上がりはアスレティックのインテンシティーあふれるプレーを前に自陣に押し込まれ、クルトワのファインセーブのお世話になったが、時間が経つに連れて敵陣でプレーを展開できるようになる。そして24分、ベンゼマの強烈なゴラッソがスコアを動かした。

右サイドからバルベルデがクロスを送ると、ファーに位置したアセンシオは頭でボールをミートし切れず。宙に浮かび、落ちてくるボールの真下に位置していたのが、ベンゼマだった。フランス人FWは体を回転させながら、左足で巧みにボレーシュートを放ち、GKウナイ・シモンを破っている。なおベンゼマはこれがラ・リーガにおける228得点目で、ラウール・ゴンサレス現マドリーB監督の記録に並んでいる。マドリーでベンゼマよりもゴールを決めた選手は、クリスティアーノ・ロナウド(311得点)のみとなった。

1-0のまま前半を終えたマドリー。迎えた後半は立ち上がりに攻守が激しく入れ替わる試合を演じ、徐々にアスレティックの攻勢に押されていくようになる。アンチェロッティ監督は73分にアセンシオをモドリッチに代えてゲームをコントロールしようとするが、状況は変わらない。アスレティックに何度もフィニッシュまで持ち込まれたが、オフサイドやシュート精度の甘さに助けられる形で失点を回避していく。

終盤はいつ同点になってもおかしくない展開が続いたが、アディショナルタイムになってマドリーが勝負を決める2点目を記録した。83分から出場したロドリゴのボール奪取を起点とした速攻から、こちらも85分に入ったばかりのクロースが超精度のグラウンダーのミドルを決め切った。マドリーは2点リードで終了のホイッスルを迎え、ラ・リーガ2試合ぶり勝利。勝ち点を41として、同日にヘタフェを下した首位バルセロナを3ポイント差で追走している。

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