Bilbao Real Madrid 2021Getty

西スーパーカップのクラシコはまた実現せず…ビルバオがレアル・マドリーを下してバルセロナの待つ決勝へ!

14日のスペイン・スーパーカップ準決勝、レアル・マドリー対アスレティック・ビルバオは2-1でアスレティックの勝利に終わった。

前日にはPK戦の末にレアル・ソシエダを下したバルセロナが決勝に進出。決勝をクラシコとすべくこの一戦に臨むジダン監督は、GKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ナチョ、セルヒオ・ラモス、メンディ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWアザール、ベンゼマ、アセンシオを起用している。

豪雪の影響で、ラ・リーガ前節オサスナ戦(0-0)から家に帰らずマラガ本拠地ラ・ロサレダに乗り込んだマドリーは、アスレティックの組織的な守備に苦戦。ボールを素早く回すことができず、パス回しのためのパス回しに終始することになった。すると18分、アスレティックの先制点を許してしまう。L・バスケスの精度を著しく欠いたパスをダニ・ガルシアにカットされ、パスを受けたラウール・ガルシアにGKクルトワを破られている。

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マドリーはさらに36分、再びL・バスケスのミスから失点……。ここまで右サイドバックとしても活躍を見せ続けた背番号17は、ペナルティーエリア内でイニゴ・マルティネスを抱き締めて動きを封じ、PKを献上。ラウール・ガルシアに再びゴールを決められている。

2点ビハインドを負ったジダン監督は、ハーフタイムに右足を痛めたヴァランとの交代でナチョを投入。迎えた後半もマドリーの低調なプレーは変わらず。唯一存在感を放ったのはアセンシオで、クロスバーをわずかに超えるシュート、アザールのパスから放ったポスト直撃のシュートと、その左足が秘める威力を思い出せた。

ジダン監督は68分にアザール、モドリッチを下げてヴィニシウス、バルベルデをピッチに立たせる。その直後にはアセンシオが再び左足を一閃したが、このミドルもクロスバーに阻まれた。焦るマドリーだったが、72分にようやく1点を返すことに成功。左サイドのバルベルデが送ったクロスをファーのカセミロが頭で折り返し、ベンゼマが倒れ込みながらネットを揺らした。このプレーにはオフサイドフラッグが上がったが、VARとの審議の結果、ゴールが認められている。

同点まで1点差に迫ったマドリーは79分、ピッチに入ったばかりのビジャリブレの決定機を許したものの、1対1となったGKクルトワが左手でシュートを弾き事なきを得る。また、その直後にはベンゼマがメンディの浮き球からシュートを枠内に沈めたが、明らかなオフサイドで今度はゴールが取り消されている。

前大会王者のマドリーは結局、あと1点が奪えぬまま試合終了のホイッスルを聞いた。昨季はアトレティコ・マドリーが準決勝でバルセロナを下してクラシコではなくダービーが実現したが、今回はアスレティックがクラシコ実現を阻み、逆に言えばバルセロナがバスク・ダービーを阻んだ格好となった。

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