asensioGetty Images

強力無比な左足で結果を量産するアセンシオ、カディス戦ゴールが今季10点目…88分毎に1点に絡んでいる計算

現在、レアル・マドリーMFマルコ・アセンシオほどに理不尽な選手もいないかもしれない。たとえ全体的にプレーの精細を欠いていても、左足を一閃してゴールだけは決めてしまえる。同選手は15日のラ・リーガ第29節、アウェーでのカディス戦で、今季得点数を10に伸ばしている。

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグ、ホームでのチェルシー戦(2-0)では途中出場から得意のミドルシュートを決め切って、チームに2点目をもたらしたアセンシオ。CLで途中出場から決めたゴール数を9に伸ばし、オーレ・グンナー・スールシャール氏が保持していた大会記録を上回った。同選手はさらに、先発を果たした今回のカディス戦では、後半にペナルティーエリア内右から対角線上にシュートを決め、再びチームの2-0勝利に貢献している。

アセンシオはマドリーで出場時間が限られながらも、その“打てば決まる”強力無比な左足を主要武器にして、異常な効率性で結果を出している。

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例えば今季ラ・リーガでは、90分間で0.81点(0.54得点&0.27アシスト)に絡んでいる計算で、これは同リーグトップの記録。また全公式戦であれば、1494分間の出場で10得点7アシストを記録しており、88分毎に1得点を生み出してる計算となる。

マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督も、“結果を出すマシーン”となっているアセンシオを手放しで称賛。カディス戦後には「彼は決定的な選手だ。ゴールとアシストで違いを生み出してくれる」「思うに、彼は昨季と同じレベルにある。本当に決定的だよ。チャンスを得れば決めてくれるのだからね」と語っていた。

なおアセンシオとマドリーの契約は今年6月までとなっているが、マドリーが提示した延長オファーの内容にアセンシオが難色を示しているとの報道もある。しかし今季終盤、再び“ゴールを持っている男”と示したことで、マドリーからさらに好条件のオファーを受け取ることができるかもしれない。

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