レアル・マドリーは7日にラ・リーガ第13節、敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦に臨み、2-3で試合を落とした。カルロ・アンチェロッティ監督は、自チームに“コントゥンデンシア”が足りなかったとの見解を述べている。
ボールを保持して、奪われればすぐにプレスをかけて奪い返すラージョを相手に、終始試合の主導権を握られていたマドリー。アンチェロッティ監督は自チームに「確信性があること」「明白であること」「強力であること」、もっとくだけた言い方をすれば「ガツンとしていること」を意味するコントゥンデンシアが不足していたとの感想を述べる。
「ラージョのプレーに驚いたか? いや、彼らがああしたプレーを見せることは分かっていた。そうしたことよりも、デュエルにおけるコントゥンデンシアの問題だった。私たちは多くのボールを失い、後方からビルドアップができなかった。悪い試合を演じてしまった」
「私たちはビルドアップで苦労を強いられていた。戦術を変えるべきだったが、そうしなかったんだ。良質なプレスを仕掛けるチームを相手にすれば、後方からのビルドアップは骨が折れる。それに加えて、私たちはデュエルに何回も負けていた」
「私たちはミスを犯した。ライバルの持つようなコントゥンデンシアが欠けていた。均衡した試合とするために、クオリティーだけでは不十分だった。私たちのコントゥンデンシアのレベルは、いつもより低かった」
選手たちがワールドカップを意識して力をセーブしていたとの指摘には、次のように返答した。
「関係があるとは思えない。あまりに多くの試合をこなしてきたために、コンディションがギリギリだったというのはある。今の私たちは以前のようにフレッシュではないし、ああしたプレスを仕掛けてくれば、やはり苦戦を喫してしまう」
試合中には、アンチェロッティ監督がいつもと比べて存在感のないFWヴィニシウス・ジュニオールと言い合う場面があった。
「私たちは何回もデュエルに負けていた。彼にとっても全員にとっても難しい試合だったんだ。彼にはいつも特別なマークがあるが、しかしいつもよりプレーレベルが低かったのは今日だけだ。」
レアル・マドリーはワールドカップによる中断を直前にして、バルセロナに首位の座を明け渡している。
「いずれにしても、私たちは全タイトルを争い続けている。失望しているが、しかしラ・リーガはまだまだ長いんだ」




