22日のラ・リーガ第18節、レアル・マドリーは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦に2-0で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、マドリーがチームとして良いプレーを見せたと満足感を表している。
マドリーは24分にFWカリム・ベンゼマが鮮烈な左足ボレーを決めて先制。その後にはアスレティックの攻撃にも苦しめられたが無失点を維持し続け、90分に途中出場のMFトニ・クロースが勝負を決める追加点を記録した。
アンチェロッティ監督は試合後、ボレーシュートを叩き込んだベンゼマについて「カリムは戻ってきた」「チームに大きく貢献してくれる選手だ。とても満足している」と称賛。また先発出場ではパフォーマンスに波があるMFエドゥアルド・カマヴィンガについても「今日の彼はスペクタクルだった」と話している。
イタリア人指揮官は、試合自体については次のように振り返った。
「チームが再び良い守備を見せたのは明らかだった。コンパクトで、ソリッドで、良い守備ブロックを形成していた。今日の私たちは守備をしなければならず、見事に実践してくれたよ。ほかの試合では持ち得なかったコレクティブにプレーする意識があったね」
アンチェロッティ監督はその一方で、FWヴィニシウス・ジュニオールについても言及。相手の挑発やラフプレーによってプレーへの集中を乱される様子も目立つブラジル代表FWだが、同指揮官は実際的に彼があまりに多くのファウルを受けていることを強調している。
「彼には話をするなら私として、もっと試合に集中するよう言ってある。ヴィニシウスは素晴らしい選手であり、とても感受性が強い。実際、彼は相手選手、ファン、ときに審判からも厳しくされている。だが、本当に何度となく痛めつけられているのも、また事実なんだよ」
「彼はまだ若い。私たちはそのことを頭に入れておくべきだろう。皆が彼に厳しく当たるが、自分はナンセンスだと感じている。私は彼のことが大好きだし、全員が彼に対してもう少し敬意を持つことを願っているよ」
なおアスレティック戦で6回ファウルを受けたヴィニシウスは、これで今季被ファウル数92回に。これはパリ・サンジェルマンFWネイマールの77回を上回り、欧州5大リーグトップの数字となる。
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