レアル・マドリーがセビージャ戦のレフェリングに憤激しているようだ。
21日にラ・リーガ第10節、アウェーでのセビージャ戦に臨んだ首位レアル・マドリーは、75分にDFダヴィド・アラバのオウンゴールを誘発されてビハインドを負い、その3分後にDFダニ・カルバハルが同点弾を決めて1-1で試合を終えた。翌日に3位バルセロナがアスレティック・ビルバオを1-0で下し、勝ち点1差で次節クラシコを迎えることになった。
ただ、このセビージャ戦では前半には疑惑と称せるような判定がいくつもあった。MFフェデ・バルベルデのゴールがMFジュード・ベリンガムの微妙なオフサイドで取り消しとなったのを皮切りに、速攻からベリンガムの決めたゴールが事前のDFアントニオ・リュディガーのFWルーカス・オカンポスに対するファウルを取られて無効となり、さらにペナルティーエリア内でFWヴィニシウス・ジュニオールがMFイヴァン・ラキティッチに倒されたにもかかわらずPKは取られなかった。
スペイン『マルカ』によれば、レアル・マドリーはデ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審率いる審判団やVARに大きな憤りを感じている模様。試合直後、クラブ内では「こんな経験はしたことがない」との言葉が飛び出し、さらに「チームとして完璧な仕事だな」と審判団を皮肉ったという。とりわけヴィニシウスがペナルティーエリア内でJ・ナバスに倒れた場面については、VARからゴイコチェア主審に何も知らせが届かなかったこと、その後2人が似たような競り合いをしてヴィニシウスのファウルが取られたことによって、まったく理解できないと怒り心頭の様子だ。
『マルカ』曰くレアル・マドリーは現在、自分たちに不利な笛を吹くキャンペーンの存在を示唆しているという。同紙は、次のように記している。
「レアル・マドリーは試合に勝つためには、相手よりも格段良いプレーを見せなければいけないという確信を深めている。選手たちは各試合を決勝と見立てて戦っており、今回サンチェス・ピスフアンで行ったようなことには大きな痛みを感じている」
「バルデベバス(レアル・マドリー練習場)では、レフェリングというテーマが日々深刻なものになりつつある。判定が的中したか失敗したかはすでに話されておらず、レアル・マドリーにできることすべてを難しくする明らかなキャンペーンの存在が話されている」




