レアル・マドリーのカルロ・アンチェロティ監督は、ラ・リーガのテレビカメラがドレッシングルームに入り込むことに絶対的に反対している。
ラ・リーガではこれまでもロッカールームの様子などを映してきたが、今季からより積極的な姿勢を取っている。試合前、さらに試合後にもドレッシングルームにテレビカメラを持ち込んで、その雰囲気を撮影するほか、インタビューまで行っている。
だがラ・リーガと犬猿の仲にあるレアル・マドリーはこの方針に真っ向から反対しており、テレビカメラがドレッシングルームに立ち入ること、加えてこれもまた今季からスタートしたクーリングブレイク時の指示をマイクで拾うことを拒絶している。
レアル・マドリーのこの意向は、アンチェロッティ監督の考えも多分に含まれているようだ。ラ・リーガ第2節アルメリア戦(3-1)の試合前会見で「ドレッシングルームは聖域なんだ」と語っていたイタリア人指揮官は、試合後にさらに誇張した表現を使いつつ、ドレッシングルームにテレビカメラが立ち入ることを否定している。
「カメラに入ってもらっては困る。私たちにはそれを拒否する権利があるんだ」
「もしロッカールーム内の撮影を義務付けられたとしても、私は絶対に入れさせない。減俸したってかまわないよ」




