レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、不調に陥るチームの問題として自陣でのプレーについて挙げている。
カタール・ワールドカップ終了後、顕著にパフォーマンスが落ちて、スペイン・スーパーカップ決勝ではバルセロナに完敗を喫したレアル・マドリー。アンチェロッティ監督は22日のラ・リーガ第18節、敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦を前にした会見で、自チームの問題について指摘している。
イタリア人指揮官によれば、現在のマドリーは自陣でのプレーにおいて判断を誤ることが多々あるようだ。
「ポジショニングや読みを間違えている。プレスをかけられる時間があるのにそうしなかったり、各ラインがまとまらなかったりしている。仕掛けてはならないときにプレスを仕掛けてしまうこともあるし、個人の判断が全体に影響を与えることもある」
「自陣というものは友達であり、敵にしてはいけない。私は選手たちにそう言い聞かせている。私たちの“家”をしっかり管理しないといけない。そう、自陣のコントロールこそが最重要だ。プレスを仕掛ける前、自分たちの背後にあるものをしっかりコントロールしなくてはならない」
アンチェロッティ監督は、ベテラン勢だけでなく、自チームの選手たち全員が“アンタッチャブル”であることを強調している。
「このチームはアンタッチャブルだ。ベテランだけではない。彼らは全力を尽くしてくれる。セバジョスもこの前のコパでそうしていただろう」
「私にとってはクラブの歴史をつくった全員がアンタッチャブルだ。しかし、だからといって彼らが全試合でプレーすべきというわけじゃないんだ」




