レアル・マドリーは2日にラ・リーガ第19節、敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、新型コロナウイルス感染者の急増で試合延期を求める声などもある中、ラ・リーガのプロトコルを尊重する必要性を説いた。
マジョルカ戦に臨むバルセロナのチャビ監督は、その直前の会見で「チームは17~18人も離脱者がいて、11人がCOVIDなんだよ」「(ラ・リーガは)もっと良識を持たなくては。これは不満ではない。言い訳でもない。そうじゃなくて現実なんだよ」と発言。これが賛否両論を巻き起こしている中で、アンチェロッティ監督はまた異なる意見を口にしている。
ラ・リーガは新型コロナで離脱者が出ているチームについて、トップチームの最低出場人数を7人から5人まで引き下げることで対応しているが、イタリア人指揮官はそのプロトコルを尊重すべきと語った。
「COVIDによって試合を延期すべきか? そのテーマはかなり難しいものだし、私は全員の意見を尊重する。現在、多くのチームが(新型コロナの)影響を受けているが、私たちもアスレティック戦で多大な影響を受けていた。プロトコルがあるならば、私たちは意見を言うにしても、第一にそれを尊重しなくてはならない。延期かどうかの決定を下す前に、まずプロトコルを変えなくてはいけないのだから」
「私たちはすでに試合の延期を経験したし、何カ月も大会が止まることになった……。しかし現在のパンデミックはもっとコントロールされている。このまま進み続けることも可能だろう」
レアル・マドリーであれば、クリスマスバケーション中にマイアミに滞在し、その後のテストで陽性反応が出たFWヴィニシウス・ジュニオールの不注意さを指摘する声もある。
「選手はピッチ上だけでなく社会的にも責任を持たなくてはならない。私たちは全世界に向けて模範的でなくてはならないんだ。別にヴィニシウスについて話しているわけではない。彼のほかにも、多くの人間がコロナにかかったのだから。とにかく、この世界で働く人々は、より大きな責任を背負わなくてはいけないんだ」




