レアル・マドリーは15日のスペイン・スーパーカップ決勝バルセロナ戦を1-3で落とし、優勝を逃した。カルロ・アンチェロッティ監督は今現在を難しい時期だと割り切って、調子を上げていく必要性を説いている。
カタール・ワールドカップ後にパフォーマンスの質が落ちているレアル・マドリーは、バルセロナに終始試合を支配されてタイトルを逃した。アンチェロッティ監督は試合後、バルセロナの方が優れていたことを認めつつ、ここから自チームの調子を上向かせる必要性を説いている。
「今は難しい時期にいるということだ。チームが最高の状態じゃないことは分かっていた。元気を出して、次の試合に備えなければならない。今回の一戦で、いくつかの欠点を露呈することになってしまった」
「私たちはフィジカルコンディションとチームとしてのプレーを改善しなくてはならない。今日は自分たちのミスが試合の行方を決定づけた。ビルドアップでプレーを的中させることができなかったんだ。誰にとっても良い試合にならなかった」
「前半の私たちは激しくなく、プレーを的中させられず、デュエルで何度も負けていた。前半だけで25回もボールを失うなど……全員にとって不完全な試合だった」
「しかし、屈辱を与えられた、といったことを話すのは敬意の欠如だと感じる。彼らの方が優れていたということだし、それでいいだろう」
試合後の選手たちはどういった様子なのだろうか。
「チームは心を痛めている。本当に辛い思いをしているよ。決勝で勝つことに慣れている選手たちだからね。しかし、私たちには復活するためのあらゆる材料が揃っている」
「レアル・マドリーは戻ってくる。そのことに疑いの余地はない」
「今は困難な時期だが、シーズン中にはこういった日々も経験しなくてはならない。最初から分かっていたことだし、いつもの団結心、いつもの姿勢があれば解決できるはずだよ」




