レアル・マドリーは14日のスペイン・スーパーカップ決勝バルセロナ戦に4-1で勝利し、2年ぶり14回目の優勝を果たした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、自チームが勝利に値するプレーを見せたと満足感を表している。
レアル・マドリーは高く設定されていたバルセロナの最終ラインを切り刻み、7分、10分、39分(PK)にヴィニシウスがゴール。後半にはロドリゴもネットを揺らして、合計4ゴールでバルセロナに完勝している。
アンチェロッティ監督は試合後会見で、次のような感想を述べた。
「私たちは勝利を望んでいたし、十分なプレーでそうすることができた。ヴィニシウスは素晴らしい状態で、彼のゴールからそれまでとは異なる試合が始まったね。今日の試合は私たちにとって完璧だったし、とても満足しているよ」
レアル・マドリーはこの試合の前半、ヴィニシウスやロドリゴが何度もバルセロナの最終ラインを突破。ここ最近のクラシコではヴィニシウスと右サイドバックを務めるアラウホのマッチアップが名物となっていたが、今回ヴィニシウスはアラウホを相手にするより、センターバックのクンデの裏を突こうとしていた。
「彼らのマッチアップについて? ヴィニシウスは昨季のコパでもゴールを決めたし、その次のリーガの試合でアラウホのオウンゴールを誘発している。もちろん、アラウホはワールドクラスの選手であり、苦戦することだってある。今日の試合で、ヴィニシウスはサイドよりも中央からの突破を狙っていた」
レアル・マドリーはスーパーカップ準決勝でアトレティコ・マドリーを5-3で破っており、このクラシコの4得点を合わせて、合計9得点で優勝を果たしている。
「前線はポジションが固定されておらず、凄まじい機動力を誇る。それが相手選手のマークを難しくしているんだ。ヴィニシウスにベリンガムにロドリゴ……両サイドバックのサポートもあって、私たちは何度も危険な場面を生み出した。機動性こそが相手チームに問題を生み出しているんだよ」
現在の心境について「雲の上にいる」と語るアンチェロッティ監督。しかし18日にコパ・デル・レイのベスト16でアトレティコ・マドリーと対戦するなど、難しい試合が続くことになる。
「このチームの限界は? とにかく今を楽しみ、それから今後のことに意識を集中させていきたい。」
「私は今、雲の上にいる。だが雲から落ちるかもしれない。落ちれば、そこには君たち(報道陣)がいるんだろうね」




