Real Madrid FIFA Club World Cup 2022Getty Images

レアル・マドリーが8回目の世界王者に輝く!ヴィニシウスの2発など5-3でアル・ヒラルを下してクラブW杯制覇

11日に行われたクラブ・ワールドカップ決勝レアル・マドリー(スペイン)対アル・ヒラル(サウジアラビア)は5-3でレアル・マドリーが勝利を果たし、通算8回目の世界一の座を手にしている。

欧州チャンピオンズリーグ最多14回の優勝を誇るレアル・マドリーとアジア・チャンピオンズリーグ最多4回を誇るアル・ヒラルは、準決勝でそれぞれアル・アハリ、フラメンゴを下して決勝に進出。優勝本命とされるレアル・マドリーはベンゼマが負傷から復帰を果たしてスタメンに名を連ねている。

前半、通算8回目の世界一の座を狙うレアル・マドリーはその勝負強さ、“タイトルのためにタイトルによって生きるクラブ”である所以を示す。立ち上がりからボールを保持し、奪われればすぐさま取り返してアル・ヒラルを圧倒すると、開始から13分にはスコアを動かしていた。アタッキングサードで、バルベルデとのワン・ツーで前を向いたベンゼマのスルーパスからヴィニシウスがボックス内に侵入。右足でシュートを放つとボールはGKアル=マアユーフの股下を通って枠内に収まった。ヴィニシウスは準決勝に続く2戦連続ゴール。

レアル・マドリーは攻勢を続けて18分に加点。モドリッチの鋭いクロスをアル・ヒラルがクリアし切れず、ボックス内右でこぼれ球を拾ったバルベルデが右足のシュートでネットを揺らした。早い段階でリードを2点としたレアル・マドリーだが、26分にはここ最近守備のウィークポイントとなっている左サイドバック・カマヴィンガの後方を突かれてしまった。速攻からマレガの最終ライン突破を許して、1点を返されている。

迎えた後半、レアル・マドリーは失点に動揺することなく得点を重ねていった。54分、ヴィニシウスがカマヴィンガとのワン・ツーで左サイドを突破し、モドリッチよろしく右足アウトサイドでグラウンダーのクロス。ボックス内中央に走り込んできたベンゼマが、右足でこのボールに合わせてゴールをかっさらった。また58分には、今度は右サイドでバルベルデがカルバハルとのワン・ツーからボックス内に入り込み、折り返されたボールからループシュートを決めている。

アンチェロッティ監督は4-1となった後、チュアメニ、ベンゼマを下げてセバジョス、ロドリゴを投入。その直後には気の緩みからか、またも高く設定された最終ラインを破られてビエットのゴールを許す。しかしレアル・マドリーは68分、ヴィニシウスがまたも躍動する。小刻みなステップで相手DF2人をかわしてボックス内左に侵入したブラジル人FWは、一度ボールを失うもそれを拾ったセバジョスのお膳立てからこの試合2点目を決め、スコアを5-2とした。

だが逆転勝利を好む劇的性格のレアル・マドリーは、やはり大きくリードして試合を進めるのが苦手なのか、78分にはミシャエウのアシストからビエットのゴールを再び許してしまう。アル・ヒラルはその後も精力的に攻撃を仕掛けたが、レアル・マドリーは安全なプレーを心がけて4失点目までは許すことなく、2点リードのまま試合終了のホイッスルを迎えた。

レアル・マドリーはインターコンチネンタルカップ(1960、1998、2002)とクラブ・ワールドカップ(2014、2016、2017、2018、2023)合わせて史上最多8回の世界王者に輝いている。またクラブ・ワールドカップではここ10年間、欧州王者が優勝し続けている。

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