レアル・マドリーは、カナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスと移籍に関して口頭合意に達したようだ。
2016年にわずか15歳でバングーバーのトップチームデビューを飾ったデイヴィス。その後2019年にバイエルンへ移籍すると、これまで公式戦180試合以上に出場し、2019-20シーズンにはチャンピオンズリーグを含む歴史的な三冠達成に大きく貢献した。ブンデスリーガ5連覇や2度のDFBポカール制覇など、数々のタイトルを手にしている。
そんな23歳のカナダ代表だが、バイエルンとの現行契約は2025年まで。以前よりレアル・マドリーへの移籍が騒がれていたが、ついに口頭での合意に達したという。
『The Athletic』によると、レアル・マドリー側は交渉開始時からデイヴィスの代理人へバイエルンとの契約延長に応じないことを要求。そしてここ数週間で複数回の会合を開いて交渉が加速し、2024年か2025年に加入することで口頭合意に達したようだ。2014年にトニ・クロースを獲得した時と同じく今夏に市場価格を下回る金額で獲得するか、もしくは契約満了する2025年にフリーで獲得するか、2つの選択肢を手にしたと伝えられている。
一方でバイエルン側は、依然としてデイヴィスとの契約延長を諦めていない模様。しかしフリーで放出することも望んでいないため、新契約を結べない場合は今夏可能な限り高額で売却に応じる可能性が高いという。
なお、デイヴィスにはバルセロナやプレミアリーグ複数クラブが関心を示していたが、本人の希望はレアル・マドリー移籍であるとも。レアル・マドリーはキリアン・エンバペの契約を最優先に動いている状況だが、デイヴィスの移籍は「妨げるものはなにもない」と伝えられた。今後の動向に注目が集まっている。




