レアル・マドリーは今季限りでの退団が決定的となっているDFマルセロの後釜として、ラージョ・バジェカーノDFフラン・ガルシアを自クラブに復帰させることを検討しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
今季限りで契約が切れる主将マルセロは、そのまま退団することがほぼ確実で、マドリーの左サイドバックはDFフェルラン・メンディのみとなる。FWキリアン・エンバペ、FWアーリング・ハーランドの獲得に力も金も割く考えのマドリーは、ブラジル人DFが空けることになる穴を埋めるため、金銭をほとんど使わない二つの選択肢を考慮しているようだ。
その内の一つは、ジネディーヌ・ジダン前監督、カルロ・アンチェロッティ現監督率いるトップチームで、すでにプレーした経験のあるBチームDFミゲル・グティエレスの昇格であるという。ただ現在20歳の同選手については、DFダニ・カルバハルのように一度他クラブで修行を積ませるべきとの声も上がっているようだ。
そしてもう一つの選択肢とされるのが、現在ラージョでレギュラーを務めるフラン・ガルシアの復帰である。現在22歳の同選手は2013年にマドリーの下部組織に加わり、昨夏200万ユーロで保有権の半分を買い取ったラージョへと移籍。左サイドハーフのアルバロ・ガルシアとコンビを組んで、ラージョの最たる特徴である強力なサイド攻撃を生み出している。
『マルカ』によると、スペインのトップレベルですでに活躍しているフラン・ガルシアの復帰という意見は、現在マドリー内でも支持され始めているという。果たして、来季マルセロの穴は一体誰が埋めることになるのだろうか。


