性的映像の共有疑惑で懲役2年を求刑されていたレアル・マドリーDFラウール・アセンシオ(22)だが、被害女性2人がどちらも告訴を取り下げている。
2023年、当時レアル・マドリーの下部組織に所属していた3選手(アンドレス・ガルシア、フェラン・ルイスフアン・ロドリゲス、いずれもすでにクラブを退団)は、未成年女性および一般女性との性行為を無断で撮影して、それを公開した罪に問われている。ラウール・アセンシオは性行為や撮影に関与していなかったものの、その映像を受け取り、未成年が映っていたことを認知しながら第三者と共有した嫌疑にかけられ、スペイン検察は8月上旬に同選手に対して懲役2年半を求刑していた。
だが9月上旬、一般女性は「彼の自発的な謝罪を受け入れます。彼(ラウール・アセンシオ)への刑罰を私は望みません」と告訴を取り下げ、そしてスペイン『カデナ・コペ』によると12日、未成年女性も同様の決断を下した模様。未成年女性は刑事裁判で、ラウール・アセンシオについて「疑いの余地なく非難に値することについて、彼は謝罪をしました」「彼の振る舞いはほかの容疑者とは異なりました」と供述したという。
告訴を維持するか実際に取り下げるかは今後、検察が判断することになるようだ。
