Giacomo Raspadori Italy BulgaryGetty

“9番”か、“偽9番”か…イタリア代表の21歳新星FWラスパドーリが「研究してきた」名選手たちとは?

サッスオーロに所属する21歳のイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリが、10日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、自身について語った。

今年開催されたEURO(ユーロ)2020でロベルト・マンチーニ率いるイタリア代表にサプライズ招集されたラスパドーリ。6月4日の親善試合チェコ戦(イタリアが4-0で勝利)で代表デビューを飾ると、今月8日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のリトアニア戦(イタリアが5-0で勝利)で代表初ゴールも記録した。

そんな若きイタリア代表FWが自身のプレースタイルについて明かしている。

以下に続く

「本物の9番か偽9番か? 技術面やフィジカルの特徴からすれば、偽9番かもしれない。しかし他の要素に関して言えば、自分は典型的な9番だと感じている。誰に似ているか? フィジカルやテクニック、プレースタイルを考えると、(セルヒオ)アグエロかもしれない。(カルロス)テベスや(アントニオ)ディ・ナターレ、パオロ・ロッシらと並んで、僕が父と一緒に最も研究してきた中の1人だ。しかし最も目を奪われたのは、(サミュエル)エトーだ。彼ほど献身的なFWはほとんどいない」

昨シーズンまでサッスオーロを率いたロベルト・デ・ゼルビはラスパドーリについて、「少し9番で少し10番」と評していた。イタリア紙は「(ジャンルカ)ヴィアッリのような9番でマンチーニのような10番」と補足すると、サッスオーロFWは、「そうかもね。その総括は気に入ったよ。そんな気がするし、悪くない」と同意した。

今夏の移籍市場では、自身の大好きなチームであるインテルから熱視線を受けた。

「うれしくなかったと言ったらウソになる。これまで上り調子で成長してきたが、さらに成長を遂げたいと思うのは普通だと思う。しかしどんな野心を達成するにも、適切なタイミングがあると思う。これまでサッスオーロを退団しようと思ったことは一度もなかった。疑いを抱いたこともない。現時点で最良の道を進んでいると思っている。今は可能な限りピッチに立つことが何よりも重要だと思う」

広告