レンジャーズは現地時間18日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16セカンドレグでスラヴィア・プラハに0-2で敗北。この一戦では、ピッチ上で人種差別的なあったのではないかという疑惑が向けられている。
この試合では、14分にアウェーのスラヴィアが先行。1点を追うレンジャーズは61分、途中出場のケマル・ルーフェが相手GKオンドジェイ・コラーシュとの競り合いでスパイクを高く上げながら飛び込み、コラーシュは額を大きく切って負傷交代。危険なプレーだったとして、ルーフェには一発退場処分が科された。
73分にはレオン・バログンが2枚目のイエローカードを受け、レンジャーズは2人を欠く状態に。74分にスラヴィアの2点目が決まり、0ー2のままフルタイムを迎え、レンジャーズは2戦合計1-3で敗退した。
また、試合終盤にはスラヴィアDFオンドレイ・クーデラがレンジャーズMFグレン・カマラに何かを耳打ちし、直後にカマラが激昂するシーンも。この時にクーデラが人種差別的発言をしたのではないかと騒がれている。試合終了のホイッスルが吹かれた後も、両チームの選手やスタッフが入り混じってもみ合いとなる場面も散見された。
試合後、スティーヴン・ジェラード監督は会見の場で「私はカマラのことを信頼している」と教え子を擁護した。
「カマラは人種差別的な言動を受けたと語っている。私は彼と3年にわたって関係を築いてきたし、彼のことを信頼している。このようなフットボールの試合では、残念ながら試合の結果とは異なるところで問題も起こるものだ」
「もちろん2失点を喫して我々は敗退となった。スラヴィアには勝ち上がりを祝福したいとは思っている。我々よりも良いチームが上へ進む結果になったということだからね。だがそれとは異なるところで問題が起こった。人種差別的発言があったことは明らかだ。当局が正しい方法で対処してくれることを願う」
「相手チームの誰かに対して、手で口を覆いながら何かを話すなんて意味のないことだ。それがプレーヤーとして模範的でないことは誰の目にも明らか。私はカマラのことを信頼している。彼が受けたという差別的発言を100%信頼しているよ。レンジャーズは彼の味方だ」
なお『BBC』はレンジャーズが本拠地・アイブロックスで敗れたことを受けて「この黒星により、レンジャーズのホーム今季公式戦連勝は20でストップ。20勝1敗となった」と伝えている。
今回の人種差別発言疑惑を受け、UEFAが何らかの裁定を下すのかは現時点で不明。いずれにしろ、2戦合計1-3で敗れる形になったレンジャーズにとって、後味の悪い結末となってしまった。




