スコティッシュ・プレミアシップ第4節、レンジャーズ対セルティックが29日に開催された。日本代表FW古橋亨梧がフル出場している。
スコットランドのトップリーグでそれぞれ55回、51回の優勝を誇るレンジャーズとセルティックによるリーグ最大の一戦。世界屈指のダービーマッチである“オールドファーム”で、今夏のセルティック加入後8試合で7ゴールを挙げている古橋が先発出場した。
大観衆のアイブロックス・スタジアムでの大一番、序盤からハイインテンシティの攻防が繰り広げられる。左ウイングからスタートした古橋は、味方との好連係や鋭いクロスを入れるなど良い入りを見せると、20分にはボックス左からコントロールシュート。しかし、これは枠を捉えることができない。
さらに25分には古橋を起点にセルティックがチャンスを創出。ボックス左に抜けた古橋が絶好のラストパスを送るも、ゴール前のオドソンヌがシュートミスしてしまい、これを活かすことができない。
32分にはケントにポスト直撃のミドルシュートを放たれてゴールを脅かされたセルティックは、チーム唯一の攻め手になった古橋を中心に仕掛けるもゴールを割れず、0-0のまま試合を折り返す。
迎えた後半はホームのレンジャーズが攻勢に出る。古橋もなかなか効果的なプレーを見せることができなくなった中、66分にはCKからヘランデルにヘディングシュートを叩きこまれ、セルティックが1点のビハインドを背負う。
反撃に出るセルティックは68分、縦パスに抜け出した古橋に決定機。しかし、古橋が先んじて足に当てて放ったシュートは飛び出してきたGKにセーブされる。さらに85分にもボックス右から古橋が枠内シュートを放つも、GKのビッグセーブを前に同点弾とはならない。
その後も同点弾を狙うセルティックだが、レンジャーズゴールを割ることができず、試合終了。敵地でのダービーマッチを落とし、今季2敗目を喫した。