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Qatar 2022 stadiumGetty

各スタジアムが1時間で移動可能…カタール・ワールドカップの“コンパクト”さが選手・ファンに与える意味

8つのスタジアム、32の参加チーム、1つの都市。

“コンパクト”なワールドカップが11月、カタールで開幕する。試合を開催するスタジアムは8つだが、これらはすべて首都ドーハとその周辺を拠点としている。実際、すべてのスタジアム間は1時間以内で移動可能だ。

これまでのワールドカップでは、開催地の各地にスタジアムが点々としていたために会場間を飛行機で移動する必要があった。だがカタール大会では、その必要が全くない。開催時期や会場内の空調施設も話題となったが、この“コンパクト”さこそが今大会を特別なものとしている。

これはファンにとって多くのサプライズを与えてくれる。

Croatia fans World Cup 01072018Getty

地球の裏側から観戦のためにやってくるファンにとって、旅費は常にネックとなるもの。自分のお気に入りチームを追いかけて開催国内を縦断し、ホテルや飛行機を何度も予約することになる。だが、カタール大会ではその必要がない。1つのホテルや宿泊施設に滞在し、お気に入りチームを観戦することができるのだ。ドーハの公共交通機関(地下鉄・バス)を利用すれば試合を見ることができる。

もちろん、1日に2試合以上を観戦することも可能。カタール大会のグループステージでは、1日に最大4試合が行われる。しかし、チケットさえ入手できれば全試合を見ることだってできる。2021年に開催されたアラブ・カップでは、実際に複数試合を楽しむファンも見られた。

そして何より、この“コンパクト”さは選手の負担軽減に非常に役に立つ。

Germany 2014 World Cup

先日、『FIFA』はワールドカップ出場32カ国のベースキャンプのリストを発表した。そして重要なのは、どのチームもベースキャンプを拠点とし、トーナメントが進むたびにそれを移す必要がないということ。彼らが移動するのは、試合当日にベースキャンプとスタジアム間のみだ。

これは本当に画期的なことである。例えば2014年のブラジル・ワールドカップで優勝したドイツ代表を例に見てみよう。彼らはブラジルの同都市で2試合続けてプレーすることはなく、計6つの都市で試合をすることとなった。ワールドカップのトロフィーを掲げるまでに、約7760kmもの移動を強いられたのだ。

こういった移動がカタール大会では完全に解消される。移動がなくなることで選手がフィジカルコンディションを維持し、ハイパフォーマンスを発揮できることは間違いない。ワールドカップがシーズン途中に開催されることを考えても、この“コンパクト”さが負担を軽くしてくれる。

これらが2022年ワールドカップでパフォーマンスやスタジアムの雰囲気に反映されることを期待したい。

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