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ローター・マテウス、CWC参加のバイエルンやカタールW杯について語る

ドイツ代表のレジェンドであるローター・マテウス氏が、『Goal』独占インタビューで様々な話題について語った。

現役時代にバイエルンやインテルなどでプレーし、ドイツ代表として歴代最多の150試合に出場したマテウス氏。フットボール界のレジェンドは、カタールでのFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)2020を控えるバイエルンや2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)の話題について触れた。

昨季に3冠(ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ、DFBポカール)を達成した欧州王者のバイエルンは、日本時間2月9日に行われるCWC準決勝でアフリカ王者のアル・アハリと決勝進出をかけて対戦する。現在のバイエルンと、過去の同クラブの偉大なチームとの違いを尋ねられたマテウス氏は、以下のように話した。

「10年前や20年前のチームと比較するのは困難だ。今現在のチームはバイエルンの歴史でみても最も強いチームの一つと言えることができるだろう。だが、オリヴァー・カーンの時代やフランツ・ベッケンバウアーの時代のチームと単純に比較するのは難しい」

「チームは非常に強力で、ピッチ上だけでなく全てが順調にいっている。クラブ周辺はよく整理されており、結果を得るために誰もがよく働いているね。指揮官とチームも協力関係が良好だし、お互いを理解できている」

また、マテウス氏はバイエルンで印象的な活躍を続けるヨシュア・キミッヒについて世界最高の選手に近づいているか問われると、「世界最高の選手はレヴァンドフスキだ。ここ数シーズン、彼は完璧な選手だった」としながらも、キミッヒについても非常に高い評価を与えた。

Joshua-Kimmich(C)Getty Images

「ヨシュアはドイツの将来を担う選手だが、今現在でもすでにチームにとって非常に重要な選手の一人だ。バイエルンでは次代のキャプテンとして私は見ている。そして、ドイツ代表でもそれは同じだ」

「ドイツ人としてのメンタリティを備えているし、常に全力でプレーする。守備も攻撃もできるし、ラストパスやクロスだけでなく、ゴールも挙げる。パッションある選手で、勝者だよ。25歳でこれほどのクオリティを備えているのは本当にファンタスティックだ」

また、2022年のカタールW杯の話題についても触れたマテウス氏は、アジアとヨーロッパの国の力がかつてよりも拮抗してきていると見解した。

「アジアのチームはヨーロッパや南米のチームの力に近づいている。20年前とは大きく変わってきたね。アジアの選手はブンデスリーガや他のトップリーグでも活躍しているし、これはアジアのフットボール界にとっては非常にいいことだ」

Ahmad Bin Ali StadiumSC

さらにカタールの環境について、「過去にカタールに行ったことがあるし、今の時季の気候は本当に気持ちが良い」と口にしたマテウス氏は、「現在の状況(パンデミック)が改善されれば非常に素晴らしい大会になるだろう」と期待を込めて語っていた。

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