Lusail Stadium(C)Getty Images

2022年はワールドカップイヤー!開催国のカタールに注目が集まる

2022年はワールドカップイヤーだ。サッカーファンにとってワールドカップイヤーは、4年に一度の興奮と期待が約束されたようなものだ。

リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドという2大選手にとって最後のW杯となるであろう2022年には、多くの期待が寄せられている(C・ロナウドとポルトガルはまだW杯出場権を獲得していない)。

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今大会の舞台となるのは中東カタールだ。2010年12月2日、カタールはオーストラリア、韓国、日本、アメリカなどを抑えて2022年W杯の開催地として選出され、一躍脚光を浴びることになった。準備は早い段階で進められ、カタールやアラブ地域にとって、様々な意味で非常に重要な大会となるだろう。

開催国が決まって以降、カタールのような人口300万人ほどの小さな国でW杯が開催できるのか、気候は人権に配慮しているのか、などさまざまな議論が交わされてきた。また、2022年のW杯は参加国を48カ国に拡大し、共同開催するべきかどうかという議論も繰り広げられた。

カタールはこれらの懸念と10年以上にわたって戦ってきた。改善の余地は確かにあるが、W杯まで330日を切っている。2022年はアラブの国にとって試金石となり、批判に応える、あるいはこの地域に対する先入観を変えるには、あらゆる人種、信条、性別、肌の色を持つサッカーファンに素晴らしい体験を提供することが最良の方法だろう。

今年は、カタールが「アメイジングなものを提供する」という約束に応えなければならない年になるはずだ。W杯が行われる8つの会場のうち7つが完成し、予想される膨大な需要に応えるための交通システムも整備され、世界中のファンが初めて「クーリングテクノロジー」に触れることになる。これはまったく新しい体験であり、湿度の高い気候条件でのサッカー観戦・消費方法を変えることになるだろう。

カタールに対する疑問、意見、反論があるのは間違いない。しかし、2022年はカタールにとって、世界の舞台で自分たちの答えを投影する年になるはずだ。

サッカーを媒介として、世界中のファンにカタールの魅力を伝えることができる2022年は、ファンだけでなく、カタールや中東地域にとっても大きな期待が寄せられている。

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