カタール代表のハサン・アル・ハイドスは、アジアカップ2023制覇に向けてヨルダン代表戦での勝利を誓った。
今大会の開催国として前回大会に続く連覇を狙うカタール。グループAを3連勝で突破すると、ラウンド16ではパレスチナを下し、準々決勝ではPK戦でもつれる死闘の末にウズベキスタンに勝利してベスト4進出した。迎えた準決勝では日本代表を破ったイランと対戦すると、開始4分にアズムンのスーパーゴールで先制点を許す難しい展開となったが、撃ち合いの末に3-2で勝利し、2大会連続の決勝進出を決めている。
カタール代表のキャプテンを務めるアル・ハイドスは、決勝を前にした前日会見で「大会の1カ月前、このパフォーマンスを披露して決勝まで進むとは誰も予想していなかった」と語り、大会前は苦しい状態だったことを告白。続けて、「だけど監督や連盟と協力し、全員の努力と団結があったからこそ、チームはこのレベルに達することができたんだ」とチーム一丸となってここまでたどり着いたことを強調した。
そして最後に、連覇に向けた大事な決勝戦への強い思いを明かしている。
「このチーム、この世代の選手たち、そして2019年のチームから残った選手の一員であることを誇りに思う。2019年の時ほどエキサイティングではないかもしれないが、アジアのサッカーは変容しているし、試合はこれからも難しくなっていくだろう」
「僕は決勝でプレーしているし、チームも決勝でプレーしている。多くの人が決勝には行けないだろうと思っていたけれど、僕ら選手、監督、テクニカルチーム、協会は万全の準備をして、今ここにいるんだ。決勝戦は難しい試合になるだろう。願わくば、勝利を手にしたいものだ」

