Mohamed Ihattaren Roger Schmidt PSV 2020-21Getty Images

PSVの逸材イハッタレンが指揮官と衝突…アヤックス戦ベンチ外で退団に前進?

PSVのモハメド・イハッタレンがロジャー・シュミット監督と衝突し、退団も迫っているようだ。

16歳の2019年1月にPSVでファーストチームデビューを飾るなど、その将来に大きな注目が集まるイハッタレン。しかし今シーズン、同選手は公式戦25試合でわずかに2ゴールとパフォーマンスを落としている。

また、先週のヨーロッパリーグ(EL)のオリンピアコス戦では起用されなかったことに不満を呈し、指揮官を含めたクラブ首脳陣との間に問題が生じたことで、週末のアヤックス戦ではメンバー外になることを命じられた。

1-1に終わった28日のアヤックス戦前には、PSVが公式声明の中で「木曜日にイハッタレンはプロとして行動しなかった。モチベーションの欠如、規律違反。これにより、PSVは19歳のミッドフィールダーをアヤックス戦のメンバーから外すことを決めた」と発表した。

また、シュミット監督は同選手について『ESPN』で「内部の問題で、話したくはない。みんなが彼をサポートしようとしている。この間まで上手くいっていたが、今彼は自ら立ち止まってしまった。このクラブのためにプレーするにふさわしい選手にならなければいけない」と話し、試合後のプレスカンファレンスでも叱責する言葉を口にした。

「全面的に受け入れられるものではないし、彼にポジションを与えることはできない。今日、自身に必要なものを見ることができたと思う。マリオ・ゲッツェやライアン・トーマス、マウロ・ジュニオール、コーディ・ガクポのようにハードワークができればチャンスはあるが、できなければ不可能だ。再びプレーできるかは彼次第だ」

一方で、イハッタレンの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏はオランダ『De Telegraaf』でクラブのやり方について「私には納得できない。コーチは方向性を見失っていると思う。このような場合、チームではなく家にいたほうがましだ。このようなことを以前に見たことはないし、ナンセンスだ。私が聞いた限りでは、選手たちもこの決定に納得できていないようだ」と批判的なコメントを残した。

なお、PSVとイハッタレンの衝突の背景には、同選手と宿敵アヤックスとの関係性がある模様。19歳のオランダ代表MFには以前からアヤックス移籍の可能性が取り沙汰されており、選手自身も宿敵の『Instagram』をフォローしたり、ソーシャルメディアを通じて選手たちと交流を持ったり、さらに28日の直接対決の後にはアヤックスの選手たちに祝福のメッセージを送るなど、PSVからすれば受け入れられない行動が続いている。

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