現地時間12日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はグループステージ最終節が行われ、グループBでは冨安健洋の所属するアーセナルが敵地フィリップス・スタディオンでPSVと対戦した。
すでにグループ突破を決めている両チーム。アーセナルが首位、PSVが2位通過という順位も決まっているため、この試合の勝敗が決勝トーナメントに影響しない消化試合ということもあり、アーセナルはセドリックやエルネニー、ネルソンといった普段なかなか試合に絡めないメンバーでターンオーバーした。冨安は負傷によりメンバー外となっている。
立ち上がりから積極性を見せたのはホームのPSV。6分、カウンターから右サイドに開いていたバカヨコがダイレクトで折り返すと、ゴール前に走り込んだフェルテッセンがGKラムズデールと接触、こぼれ球をペピが押し込むも、ガブリエウがかろうじてブロックしてゴール上へと外れた。
19分にはテゼの右クロスをゴール前のフェルテッセンが頭で合わせるも、これは右のポストを直撃。22分にもバカヨコのカットインシュートがゴール左へと外れるなど、PSVがアーセナルゴールを脅かしていく。
再三のチャンスを決められないPSVに対し、試合を動かしたのはアーセナル。42分、右サイドをワンツーで崩したネルソンの折り返しを、ゴール前で受けたエンケティアが左足でシュートを放つと、対峙したDFの股を抜いてゴール右へと突き刺さった。
チャンスの数では上回りながらも1点ビハインドで後半を迎えたPSVは50分、前線でボールを受けたペピから、追い越す動きでエリア内左に侵入したフェルテッセンにラストパスが渡ると、右足ダイレクトで放ったシュートが右のポストを叩いて決まり、PSVが試合を振り出しに戻した。
追いつかれたアーセナルは62分、サリバ、セドリック、エルネニーを下げてライス、ホワイト、ウーデゴールを投入し勝ち越しを狙う。81分には左サイドからのFKをウーデゴールが蹴ると、ゴール前のガブリエウが頭で合わせてネットを揺らす。しかし、これはオフサイドの旗が上がっており、VARのチェックでもノーゴールとなった。
90分にはPSVに決定機。ロングパスをガブリエウがトラップミスしてティルが抜け出しエリア内右からシュートを放つ。しかし、これは角度を欠きゴール左へと外れた。
アディショナルタイムの6分間も互いに決勝ゴールを目指した両チームだが、スコアは動かず。グループステージ最終戦を1-1のドローで終えた。
■試合結果
PSV 1-1 アーセナル
■試合結果
PSV:フェルテッセン(50分)
アーセナル:エンケティア(42分)




