ジャパンツアーを敢行中のパリ・サンジェルマン(PSG)は23日、埼玉スタジアム2002で浦和レッズとのプレシーズンマッチを行った。
先日の川崎フロンターレ戦を2-1で制したPSG。迎えたジャパンツアーの第2戦では、スタメンを多数変更した。前線にはエンバペの他にサラビアとイカルディ、中盤にはキャプテンマークを巻くヴェッラッティらが入り、GKはケイラー・ナバスが務める。一方の浦和はGK西川周作の他、フランス・マルセイユで長くプレーした酒井宏樹、モーベルグらが先発している。
序盤はボール保持を狙うPSGに対し、浦和が積極的なハイプレスでチャンスメイク。3分に高いDFラインの背後を取った松尾佑介がビッグチャンスを迎える。だが、追いついたケーラーやGKナバスに阻まれた。さらにに5分、浦和は敵ボックス内でヴェッラッティのヒールパスをひっかけ、最後は伊藤敦樹が強烈なミドルシュート。ここもGKナバスがファインセーブでしのいでいる。序盤は浦和がリズムを掴む。
保持する時間を安定させたいPSGは9分、エンバペが反転で2人をかわして左からボックス内に侵入。その直後には高い位置で奪い返したサラビアが同じく左から侵入して鋭いクロスを送ったが、イカルディには合わなかった。12分、ヴェッラッティが浮き球を送り、飛び出したイカルディが落とすと、エンバペがカットイン。浦和DFにシュートはブロックされたが、徐々にチャンスを増やしていく。
すると16分、PSGが先制に成功。DFラインから出たボールを敵陣で引っ掛けると、ワンタッチでボールを繋ぎ、最後はサラビアが右足で鋭いシュートを突き刺している。リードを手にしたPSGは主導権を握り、下りてきたエンバペやヴェッラッティが積極的にボールに絡みながらチャンスメイク。25分にはCKのこぼれ球からエンバペが仕掛けてチャンスを作ったが、ディアッロのヘッドは枠の上へ外れた。
良い流れを手にしたPSGは35分、リードを広げる。決めたのは、この日も抜群のキレを見せるエンバペだった。ヴェッラッティの浮き球パスをヒールで左サイドへ流すと、ボックス左で受け直す。すると得意のドリブルで2枚を剥がし、角度のないところからGKの肩上を抜く鋭いシュートを突き刺した。エースのワールドクラスの一発で、PSGが2点を先行する。
PSGは39分、エンバペが自陣からカウンターで1人で持ち上がったが、ここは酒井宏樹がストップ。エンバペと日本代表DFのマッチアップにはスタンドから拍手が上がった。劣勢の浦和は41分、左サイドのクロスに小泉佳穂がボレーで合わせるも、GKナバスが正面でキャッチ。44分にも飛び出した松尾佑介にチャンスが訪れたが、このシュートもGKナバスがしっかりと抑えている。前半はPSGが2点をリードして折り返す。
後半は、浦和がセンターバック以外を総入れ替え。今夏加入のFWリンセンがピッチに入っている。一方のPSGはヴェッラッティとサラビアが下がり、ゲイェとカリムエンドが出場した。浦和は52分、江坂任の浮き球パスがフリーのリンセンの足元に。新加入FWは右足を振り抜いたが、GKナバスの好セーブに阻まれた。しかしその直後、リンセンは足を痛めて負傷交代に。工藤孝太が出場している。
53分、ベンチのメッシが準備を始めると、スタンドからどよめきが。そして57分、アルゼンチン代表スーパースターが、ネイマールやセルヒオ・リコと共に登場。大歓声が上がった。また、ピッチを去るエンバペにも大きな拍手が送られている。出場から2分後、メッシにいきなり見せ場が。ボックス右手前で獲得したFKを直接狙ったが、GK牲川歩見が正面で抑えた。65分には江坂任のパスを起点に右からクロスが入るが、シュートはGKリコがファインセーブ。その直後、カウンターからネイマールと絡んだメッシがシュートを放ち、GKが弾いたこぼれ球をカリムエンドが押し込んだが、ここはオフサイドの旗が上がっている。飲水タイム終了後、PSGは主将マルキーニョスやセルヒオ・ラモス、キンペンベら主力がピッチに入った。
76分、ピッチ中央で受けたメッシがドリブルをスタートすると、PSG選手が一斉にボックス内へ侵入。メンデスのシュートはポストに直撃した。しかしその直後、左サイドを崩すと、メンデスのクロスに最後は飛び込んだカリムエンドが押し込んでいる。PSGが勝負を決める3点目を手にした。79分にはメッシのプレスバックからチャンスを作り、最後はネイマールのパスにハキミが合わせるも、4点目とはならず。79分にはボックス手前でネイマールがFKを獲得。背番号10は意表を突くクロスを送るが、ここはDFが弾き返した。
試合はこのまま終了。PSGは奮闘を見せた浦和に対し、3-0と快勝を飾った。これでジャパンツアー連勝を達成している。
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