パリ・サンジェルマン(PSG)のアル=ケライフィ会長が、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の対戦相手レアル・マドリーとの関係について語っている。
PSGとマドリーは、過去には友好的な関係にあったものの、昨夏あたりから一気に険悪な雰囲気となった。そのきっかけはもちろん、マドリーが昨夏の移籍市場でFWキリアン・エンバペの獲得を目指したため。またマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が欧州スーパーリーグ創設を目指し、PSGのケライフィ会長が欧州クラブ協会の会長を務めてUEFAと協力関係を築くなど、両クラブは欧州のフットボール大会の在り方においても対立している。
そしてケライフィ会長は15日、マドリーとのファーストレグ対戦直前にフランス『カナル・プリュス』とのインタビューに応じ、両クラブの関係について言及。“断交”状態にあることを隠さなかった。
「秘密にする必要はないだろう。私たちとマドリーはほとんど関係を持っていない。彼らとの間にあったことは、思い出したくもないね。私たちはスモールクラブにも手が届くフットボールを信じているが、彼らはそうは考えずスモールクラブを見捨てようとしている。そういうことなんだよ」
「エンバペ? 彼は偉大な王者で、鋼鉄のメンタリティーを有している。模範的なプロ選手であり、今回のような試合で勝利を収めることしか考えていないんだ。彼はPSG、この町でプレーすることに誇りを感じている」 なおPSG対マドリーのファーストレグは、エンバペのゴールによってPSGが1-0で先勝している。
Getty ImagesPSG会長「私たちはレアルと関係を持たない。彼らはスモールクラブを見捨てようとしている」
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