パリ・サンジェルマン(PSG)は、プレスネル・キンペンベのカタールSCへの移籍を発表した。
2005年にPSGの下部組織に入団したキンペンベ。順調に成長し、2014年には19歳でファーストチームデビューを飾り、以降11年間にわたって公式戦241試合に出場して、昨シーズンのチャンピオンズリーグ優勝や8度のリーグ・アン優勝など数々のタイトルを獲得した。さらに、フランス代表としては2018年ワールドカップ優勝を成し遂げた。
しかし、キンペンベは近年、負傷により出場機会は限定的に。2023年にアキレス腱断裂の重傷を負うと、以降離脱が続き、昨シーズンに至っては公式戦わずか5試合の出場にとどまっていた。さらに、今シーズンはここまでベンチ外の状態が続いていた。
そして7日、キンペンベのPSG退団が決定。同クラブは声明の中で「パリ・サンジェルマンのレジェンド、プレスネル・キンペンベはカタールSCに加入する」と発表した。なお、同日にカタールSCは同選手との契約を発表しており、両者は2026年夏までの1年契約を締結。また、フランス時代と同様にカタールでも6番のユニフォームを着用する。
キンペンベは退団するPSGのファンに向けて「このファミリーの一員でいられたことをとても誇りに感じている。このクラブの色を守ることは光栄だった。多くの思い出が頭の中に残っている。でも、この関係は決して終わらない。またすぐに会おう」とコメント。
また、PSGのナセル・アル=ケライフィ会長は「プレスネル・キンペンベはパリ・サンジェルマンで素晴らしいキャリアを過ごした。8歳の頃からプレスネルは彼の愛するクラブのすべてのカテゴリーで成長し、常にクラブを代表し、プロフェッショナリズムのお手本だった。彼は若手にとっての素晴らしいお手本であり、これからもパリ・サンジェルマンファミリーの一員だ。彼の将来と次の冒険での成功を祈っている」と労った。


