元パリ・サンジェルマン(PSG)のパウレタ氏は、リオネル・メッシの加入により、キリアン・ムバッペが我慢を強いられる状況になり得ると感じているようだ。
今夏の移籍市場で21年間を過ごしたバルセロナを退団し、PSGに電撃移籍したメッシ。ネイマールやムバッペ、アンヘル・ディ・マリアら世界的スター選手擁するチームの中でも、史上最多6度のバロンドールに輝いた34歳のアルゼンチン代表FWは一目置かれる存在だ。
そんな中、過去3シーズンでチーム得点王のムバッペがバルセロナ時代のような異次元のパフォーマンスを披露することが予想されるメッシの活躍を受け入れられるか、クラブのレジェンドであるパウレタ氏は懸念するようだ。
同氏はリーグ・アンの公式ウェブサイトで「彼(ムバッペ)はメッシのいる状況に慣れなくてはいけない。しかし、彼はパリ・サンジェルマンでメッシとともに大きく成長できるだろう」と話し、自身の考えを続けた。
「メッシやネイマールが作ったスペースを活用した良い動きをするという賢明さが彼にあれば、彼らのパス技術の恩恵により、彼は頻繁に良いシチュエーションにいられるだろうし、さらに多くのゴールを奪えることができるはずだ」
「彼が両サイドや真ん中でプレーできることも大きな財産だ。しかし、3人のうち誰かのゴールが減るというリスクは常にあると言われている。それが仮にキリアンだとすれば、彼はそのような状況を受け入れなくてはならない」
また、パウレタ氏はネイマール、ムバッペ、メッシのトリオがPSGに成功をもたらすと予想した。
「ネイマールとキリアンが加入してからPSGがチャンピオンズリーグで優勝すれば、完璧なデュオと言われていたはずだ。しかし、そうはできなかったから、批判があることも理解できる。しかし、彼らは上手くやれている。そして、リオネル・メッシを加えた稀代のトリオを形成して彼らが成功することを願っている」