パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長が、ラ・リーガのハビエル・テバス会長がPSGを提訴する構えを見せたことについて言及した。スペイン『マルカ』が伝えている。
テバス会長率いるラ・リーガはPSGとFWキリアン・エンバペの契約延長を受け、同クラブが財政規制を守ることなく金を投じ続けており、欧州フットボールのエコシステムを破壊しているとUEFAらに提訴することを表明。エンバペとの契約を締結した23日に会見に出席したケライフィ会長は、テバス会長の動きについて次のようにコメントしている。
「PSGがリーグ・アンの財政規制を守っていない? それはリーグ・アンの会長に聞くべきことだと思うよ。おそらく彼(テバス会長)は、リーグ・アンがラ・リーガを超えてしまうことが怖いんだ。私たちにとっては素晴らしいことだね。ラ・リーガは、もう3〜4年前とは違うのさ」
「私はすべてのクラブに敬意を払っている。が、同様に敬意を払ってもらわなくてはね。敬意こそが大事なんだ。こういった質問について、これ以上話す気はないよ。私が扱うべきテーマではないし、私たちは私たちのクラブ、私たちの世界最高の選手のことだけを考えているのだから」
「そう世界最高の選手はもう3年、私たちとともにあるんだ。ほかの人間の言うことは扱うべきテーマじゃない。私たちは私たちのプロジェクトに集中しているんだよ」
レアル・マドリーのエンバペに対するオファー内容が契約ボーナス1億3000万ユーロ+年俸2600万ユーロで、PSGのオファー内容が契約ボーナス3億ユーロ+年俸1億ユーロだったと報じられる。しかしケライフィ会長は、エンバペがPSG残留を決めた要因が金銭面ではなく、スポーツ面のプロジェクトにあったことを強調した。
「金額について、私たちが公にすることはない。しかしエンバペにとって何よりも重要だったのはスポーツ面のプロジェクトだったんだ」




