パリ・サンジェルマン(PSG)の面々が、FWキリアン・エンバペの発言に揺れているようだ。
エンバペは『フランス・フットボール』とのインタビューで、自身のバロンドール受賞について「PSGでプレーしていることは大きな助けにはならない。このチーム、クラブは分裂していて中傷を集める」とコメント。この発言がクラブ内でも問題視されているようだ。
フランス『RMC』によれば、新加入2選手を含めてPSGの6選手が、エンバペの発言についてクラブ首脳陣に不満を示した模様。「これはクラブに対する侮辱だ」などと指摘しているようだ。またナセル・アル=ケライフィ会長も「そんなことを考えているならば、なぜ出て行かないんだ?」と語ったという。
なおエンバペは今夏、PSGに対して1年の契約延長オプションを行使することなく、契約が終了する2024年にクラブを退団する意思を示した。年俸とボーナス含めて2億ユーロを手にできるためか来季もPSGでプレーする意思は頑なに貫いている。対してケライフィ会長は「私の考えは明確だ。エンバペが残りたいならば新契約を結ぶ必要がある。タダで世界最高の選手を手放すわけにはいかない」と、契約を延長しなければ今夏に退団することを促している。
