パリ・サンジェルマン（PSG）は、イングランド代表FWハリー・ケイン争奪戦に参加するようだ。
今夏の移籍市場で大きな注目を集めるケイン。トッテナムとの現行契約は残り1年となっており、かねてよりタイトル獲得を熱望していること、来季チャンピオンズリーグに出場できないことなど様々なことが重なり、移籍する可能性が高まっていると予想されている。
そして以前からバイエルン・ミュンヘンが獲得に動いていることが伝えられており、イギリス『ガーディアン』などは2度のオファーがトッテナムに断られたと指摘。その一方で先日、ウリ・ヘーネス名誉会長が『キッカー』の取材に対し「ハリーはすべての話し合いの中で自分の決断がここにあることを明確にしている。もしそのままであれば、我々は彼を獲得する。トッテナムは諦めなければならない」と、選手が移籍を熱望していることを明かしていた。
しかし、PSGもケイン争奪戦に参加するようだ。移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、獲得へ向けたオファーを準備しており、先日PSVから買い戻したオランダ代表MFシャビ・シモンズを取引の一部に含めることで、移籍金の減額を狙っている模様。だが過去数週間バイエルンとの交渉が進んでいることもあり、「難しい挑戦になる」と指摘されている。
一方でPSGは、その他のビッグネームも狙っているようだ。ベルナルド・シウバ（マンチェスター・シティ）とジョアン・フェリックス（アトレティコ・マドリー）の2人のポルトガル代表の獲得に向け、動いているという。両選手の代理人であるジョルジュ・メンデス氏は、移籍先候補としてPSGを高く評価している模様。現在接触が続いているようだ。