有力メディア『The Athletic』の記者は、FIFAクラブワールドカップ(CWC)のパリ・サンジェルマン(PSG)対アトレティコ・マドリー戦を振り返った。
ついに開幕した新生CWC。2日間ですでに4試合が行われており、リオネル・メッシが所属するインテル・マイアミが開幕戦を飾ると(vsアル・アハリ:0-0)、バイエルン・ミュンヘンはオークランド・シティを10-0で粉砕、パルメイラスとポルトの一戦はスコアレスドローに終わった。
そして今季のチャンピオンズリーグ王者であるPSGと、スペインの強豪アトレティコがローズボウルで激突。19分にファビアン・ルイスのミドルシュートで先制し、その後3点を加えたPSGが4-0と快勝を飾っている。
この一戦について『The Athletic』のマイケル・ドミンスキー記者は、「これこそ魅力的なCWCの試合だ」とし、以下のように続けた。
「この試合をどう評価すべきだろうか? この日のCWC初戦、バイエルンがオークランド・シティを10-0と圧倒した試合よりも、確かに白熱した一戦だった」
「PSGはチャンピオンズリーグ決勝と変わらず、素晴らしいプレーを見せていた。しかし、4-0という結果は行きすぎだ。アトレティコは、取り消されたゴールとアレクサンデル・スルロットが逃した決定機を合わせると、少なくとも1ゴールには値した。またPSGの4点目は、まさに神からの贈り物だ。現行のハンドルールは、守備者にとっては厳しすぎる」
そのうえで「カルフォルニアの暑さが選手たちのエネルギーを削いだとはいえ、FIFA会長ジャンニ・インファンティーノが企画した際に夢見たであろうヘビー級の試合は、まさにこのゲームだったと言えるはずだ」と分析。新生CWCが待ち望んだ試合だったと評価した。






