プレミアリーグのプロ審判協会であるPGMOL(プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド)の責任者は、マンチェスター・シティ対フラム戦で誤審があったことを認めた。
2日に行われた第4節マンチェスター・C対フラムの一戦。ホームチームが5-1と快勝したものの、2点目となるナタン・アケのゴールが物議を醸していた。CKからアケがヘッドを放った瞬間、オフサイドポジションにいたマヌエル・アカンジがシュートを避ける動作を行っており、プレーへの関与が疑われている。
このゴールはVARレビューによって認められていたが、試合後にマンチェスター・Cのアーリング・ハーランドが「僕もオフサイドだと思った。相手には悪いと思っている」とコメント。さらに、フラムのマルコ・シウバ監督は「巨大なミスであることは明らか」と激怒していた。
そしてPGMOLの責任者であるハワード・ウェブ氏は、今季から始まったVARレビュー中の審判間の議論を再生して分析する『Match Officials: Mic’d Up』シリーズの第1弾に出演。誤審であったことを認めている。
「最初に言いたいのは、このゴールは取り消されるべきだったということ。確かにアカンジは(フラムGK)ベルント・レノに影響を与えている」
「ピッチ上の審判はゴールを与えたが、レノのプレーへの明らかな影響は見られなかったようだ。アカンジはボールから少し離れており、足を引いたのはボールが通過した後のことである。だからこそ、彼らはそう判断した」
「しかし、GKが躊躇しているのが確認できる。アカンジに当たった場合の反応を待っていた。なので、我々はオフサイドのシチュエーションだと考える。残念なことに、試合中にはそれが特定されなかった。もちろん、我々は常に良い結果を出そうと考えているので、今回学んだことは全員に共有される。しかし、これは間違いだった」
なおPGMOLは、プレミアリーグ開幕節のマンチェスター・ユナイテッド対ウォルヴァーハンプトン戦でもVARによる誤審があったことを認めている。




