トッテナムのトーマス・フランク監督が、1月の移籍市場を振り返り、ターゲットにしていたアントワーヌ・セメンヨの獲得に失敗した背景と、クラブ運営の複雑さについて語った。『BBC』が伝えた。
今冬の移籍市場でトッテナムが熱視線を送っていたのはセメンヨだった。だが、セメンヨは巨額の移籍金でマンチェスター・シティへの加入が決定。望んでいた選手の獲得に失敗するに至った。
ただ、フランク監督は獲得こそ叶わなかったものの、クラブの姿勢は前向きだったと明かしている。
「疑いの余地はない。クラブはセメンヨを獲得したかったし、あらゆる努力をした。これは(オーナーの)ルイス家が非常にコミットしているという明確なシグナルだ。それこそが、我々がチームを改善するために求めている選手の質なんだ」
トッテナムはこの冬、コナー・ギャラガーやブラジル人DFスーザを獲得して補強を進めたが、指揮官は負傷者の続出により「1月が始まった時よりもチームは弱くなっている」と、厳しい台枠事情を認めている。
リーグ戦5試合勝利なしで14位に沈み、本拠地では解任を求めるチャントが響くなど、かつてないプレッシャーにさらされているフランク監督だが、焦りからくる補強による短期的な修正には否定的な意見を明かした。
「残念ながら、移籍市場は『フットボールマネージャー(人気シミュレーションゲーム)』のようにはいかない。もしゲームのようであればずっと簡単だろうが、少し退屈だろうね。語るべき良いストーリーも生まれないだろう。ファンも私も、オーナーもスタッフも、誰もがクラブにとって最善のことを望んでいる。だが、短期的な解決策に執着しても長期的には役立たないんだ」
チャンピオンズリーグ(CL)では見事にラウンド16への自動進出を決めたトッテナム。ここから状況を好転させていくことができるだろうか。



