マンチェスター・ユナイテッドのラファエル・ヴァランは、1月1日から次の夏の海外移籍について他のクラブと話し合うことができるようだ。『インデペンデント』が伝えた。
現在30歳のヴァランは2021年にレアル・マドリーから移籍。当初は4年契約とされていたが、3シーズン契約で1年延長のオプションがついていた。加入後からヴァランはチームの中心としてプレー。昨季はリサンドロ・マルティネスとともにCBのファーストチョイスとなっていた。
ただ、今季はなかなかチャンスを得ることができず。ここ数週間で再び信頼を取り戻し、スコアレスに終わったリヴァプール戦ではマン・オブ・ザ・マッチの活躍を見せたが、変わらず移籍報道が後を絶たない状況となっている。
ヴァランはマンチェスター・Uで最も稼ぐ選手の一人であり、クラブは彼を1年延長するコストについて決断を迫られているとされる。さらに現在保有する5人のCBのうち3人は今夏で契約が切れることもあり、ヴァランとの契約をどうするかは一つのポイントになっている。
現状、現行契約が今季限りで満了となる中、クラブは12ヶ月延長できるオプションを持っていながらも今のところそれを行使していないとのこと。そのためクラブがそのオプションを行使するか、新たな契約に合意しない限り、ヴァランは他のチームとの移籍交渉をスタートできると伝えた。
先日、マンチェスター・Uは正式に『INEOS』とラトクリフ氏に株式を譲渡することを発表。総額12億5000万ポンド(約2261億円)を支払って株式全体の25%を取得することになり、『INEOS』がフットボール部門の運営権を手にすることになった。そのため今回の契約も含め、契約更新や交渉など、サッカーに関するすべての決定について彼らと協議しなければならないため、判断が遅れることになりそうだ。


