イングランド代表のレジェンドであるスチュアート・ピアース氏は、マンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードを批判している。
マンチェスター・Uは20日、チャンピオンズリーグ（CL）グループリーグ第1節でバイエルンと対戦。敵地での大一番では、前半から相手にリードを許す苦しい展開を強いられると、後半開始早々に1点を返したが、直後にPKから3失点目。終盤の追い上げも及ばずに3-4で敗れ、黒星スタートとなった。
この試合で先発したラッシュフォードは、ラスムス・ホイルンドの移籍後初ゴールをアシストしている。しかし、現役時代にイングランド代表などで長く活躍したピアース氏は『talkSPORT』で「背中に冷蔵庫を背負っているようだった」とし、マンチェスター・U全体に厳しい言葉を述べた。
「マンチェスター・Uが追い込まれているのは、あまりに多くの選手がイライラしているからだ。ラッシュフォードもカゼミーロも、半分のスピードで戻っている。夏に（ハリー）マグワイアに強い口調で指摘した（アンドレ）オナナが何を言ったのかはわからないが、今はバックラインだけでなく、チーム全体にそうすべき時だ。多くの選手たちが、このままではダメだと諦めている。これは憂慮すべきことだよ。ペースもすごく遅い。バイエルンがそれほど冷淡でなかったのは幸運だった」
ラッシュフォードを中心に、チームの運動量やメンタリティに疑問を投げかけたピアース氏。直近3連敗のマンチェスター・Uは、ここから立ち直ることができるだろうか。
