フランスのレジェンドであるマルセル・デサイー氏は、去就に揺れるFWキリアン・エンバペにはリヴァプールが適していると考えており、移籍を検討するように促している。
2017年の加入以降、パリ・サンジェルマン(PSG)のエースとして活躍してきたエンバペ。5度のリーグ・アン優勝などに貢献してきたが、現行契約は今季限りに。契約延長オプションを行使しないと明言したことで、フリーでの放出を望まないクラブとの関係悪化が伝えられていた。
それでもリーグ・アン開幕戦後の話し合いで関係性が修復され、現在はトップチームにも合流したエンバペ。第2節トゥールズ戦では早速ゴールも奪っているが、1998年ワールドカップやEURO2000優勝の立役者だったデサイー氏は新天地を探すべきだと主張。『BoyleSports』の取材に対し、リヴァプール移籍を勧めている。
「リヴァプールは、チェルシーと違ってサイクルの終わりにいるわけではない。彼が選択しなければならないのは、1年や2年ではなく、4年か5年だ。だから1年間のレンタルという報道があっても、私はそうなるとは思わない」
「リヴァプールはあまり選手を売却せず、アンフィールドの基盤を維持することに成功している。ただサディオ・マネを売却したことで、彼らは長年好調を維持してきたのに調子を落としてしまった。マネの後任として、彼の哲学と影響力を持つような優れた選手を選ばなかった。その穴を埋めるために、リヴァプールにとってエンバペが合うと私は信じているよ」
かねてよりレアル・マドリーとの関係が伝えられているエンバペ。去就に関して様々な噂が浮上する中、デサイー氏はリヴァプールが最適な新天地だと考えているようだ。




