レアル・マドリー在籍時(1999年~2003年)に2度のチャンピオンズリーグ優勝、2度のリーグ制覇を成し遂げたスティーブ・マクマナマン氏だが、現在のリヴァプールが当時のレアル・マドリーを彷彿とさせると考えているようだ。
ここまでプレミアリーグ9試合を終えて6勝2分1敗と、好調を維持するリヴァプール。同クラブで270試合以上に出場したマクマナマン氏は『TNT Sports』のインタビューに対し、リヴァプールの得点力を評価した一方で、守備面に難があると指摘。しかし、ユルゲン・クロップ監督のチームが優勝できると信じているようだ。
マクマナマン氏は「当時の我々は相手チームを圧倒していた」と 自身が在籍した当時のレアル・マドリーを回想。「ラウール(ゴンザレス)やルイス・フィーゴ、ジヌディーヌ・ジダン、そしてロベルト・カルロスやミチェル・サルガドなど、素晴らしい選手がたくさんいて、常に前へ前へと飛び出してくるチームだった。だから失点もしたし、後ろが疎かに見えることも多かった。でも、10回中9回は相手チームを上回っていたんだ。リヴァプールもそういうチームだと思う」と主張。続けて、自身の見解を口にした。
「私は何度も言ってきたが、リヴァプールはそのプレースタイルから常にゴールを許してしまうんだ。だがその分、今シーズンの彼らは1試合平均3ゴールを決めることができている。失点を許してしまうことについては何の問題もないだろう」
「これは他のどのチームよりも素晴らしいアドバンテージだ。私個人としては、ルイス・ディアスは素晴らしい選手だし、ジョタは素晴らしいゴールスコアラーだと思う。それぞれの試合を取り巻く状況によって前線を選ばなくてはならないが、それに対するオプションがリヴァプールにはあるんだ」
そしてマクマナマン氏は、「本当に重要なのは、前線5人全員がケガせず健康にいられること」とし、チームの攻撃力への期待を語った。




