リヴァプールのアルネ・スロット監督は、トレント・アレクサンダー=アーノルドが退団報道に動じていないことを明かした。『ESPN』が伝えた。
現在26歳のアーノルドは、リヴァプールのアカデミー出身で2016年にトップチームデビュー。2018-2019シーズンに主力に定着すると、それからチャンピオンズリーグやプレミアリーグ制覇に大いに貢献してきた。
ただ、今シーズン限りでリヴァプールとの契約が切れることもあり、スペインのレアル・マドリードへの移籍が取り沙汰されることに。そしてアーノルド自身は先月、契約状況が公の場で議論されることはないと述べていた。また、リヴァプールとしては主将のフィルジル・ファン・ダイクとモハメド・サラーも今シーズン終了時に契約が切れることになっている。
それでも、スロット監督は選手たちが将来に関する憶測に動じておらず、ピッチ上の事柄に完全に集中していると明かしている。
「私は(みなが)我々の選手たちを過小評価していると思う。これらの選手たちは、契約の有無に関わらず、毎日トップクラブと関連付けられることに慣れている。彼らがこの関心に動揺していると思うなら、彼らの精神的な強さを正当に評価していないということだ。これは我々の仕事の一部だよ。これは我々が生きている世界の一部。自分がやるべきことに集中するだけだ」
「17歳か18歳ならば、難しいかもしれない。しかし、トレントはリーグを制覇し、チャンピオンズリーグも制覇している。フィルジルとモーも同じだ。彼らにとって、それはパフォーマンスを発揮する上で問題にはならないと思う。そして、それは我々が現在目にしていることだ。なぜなら、彼らは本当に素晴らしいプレーをしているからね」