リーズ・ユナイテッドのダニエル・ファルケ監督が、日本代表MF田中碧に言及した。『ヨークシャー・ポスト』が伝えた。
わずか7週間前、田中はメディアに対し、プレミアリーグでのパフォーマンスが「十分ではない」と率直に語っていた。だが、ショーン・ロングスタッフが負傷したことで状況は一変。チェルシー戦でのゴール、そしてリヴァプール戦でのアディショナルタイムの同点ゴールにより、ファルケ監督の進退問題にまで発展しかねなかった時期を、田中のキャリアにおける最高の週の一つに変えるに至った。
ファルケ監督は、ブレントフォード戦を前に直近数試合で印象的なパフォーマンスを見せる田中を称賛した。
「彼は多くの時間プレーし、マンチェスター・シティ戦、チェルシー戦、リヴァプール戦と厳しい試合で本当に良いパフォーマンスを見せた。計画としては、厳しい週の中、彼の出場時間を少し管理し、試合に投入すればポジティブな影響を与えられることを期待していた。そして彼はそれを実現した」
一方で、指揮官は田中の勇敢で感情的なプレースタイルについて自身の見解を明かしている。田中の「リスクを恐れない姿勢」が時として「やり過ぎ」につながる可能性も指摘した。
「パフォーマンス面では本当に良かった。まだ改善の余地はあるが、碧は常に感情的な選手で、感情に強く突き動かされるため、ボールに対する守備で別のギアを見つけられることが強みだ。彼は勇敢な選手だ。ボールを取りに行きたがる。プレスをかけたがる。これが、私が一緒に仕事をしたいと思うところだ。(リヴァプール戦の3点目の前のように)時々少し早く飛び出しすぎると思うが、ミスを恐れて隠れようとする選手よりも、このタイプの選手の方が好ましい」
加えて、ファルケ監督は田中が「完成品ではない」としつつ、「適切なバランスを見つけ、いつプレスをかけるか、いつ最もリスクの高いパスを出すかの適切なタイミングを見極める必要がある」と主張。その上で、「トップレベルでの1年目であることを考えると、彼のパフォーマンスはかなり印象的だ。彼は特に直近3試合から多くの自信を得るべきであり、私たちにとって重要な選手だ」と締めくくっている。



